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テーマ:愛犬のいる生活(77307)
カテゴリ:わんこのお話
前回の日記で、我が家の老犬タローのことを書いたところ、皆さんから温かい励ましのお言葉を頂き、本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 幸いにも先日処方された抗生物質と関節炎用の鎮痛剤がよく効くようで、タローの調子はとてもいい。 歩く足取りは軽くなったし、咳も鼻水もかなり減った。 呼吸も以前より楽になったようだ。 このままこの薬を続ければ、もうしばらくは大丈夫かもしれない。 今の目標はとりあえず一緒に2006年を迎えること。 頑張れ、タロー。 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 以前にも日記に書いたと思うが、タローは今まで本当に病気の多い子で。 元々うちに来た時に既にフィラリアに感染していて3日間入院。 関節炎にも既になっていたし、尻尾は骨折の跡があり、多分虐待されていたんだろうと先生に言われた。 腎臓結石、腸炎や皮膚腫瘍にも何度かなった。 心臓も飼い始めた時から悪く、常に不整脈。 今は心臓が肥大し、血液をきちんと全身に送り込めない。 でも、この病状の悪化でなぜだか脈が正常になっていると、前回院長先生に診ていただいたときに言われた。 なんせ心臓が悪いので、運動は禁物で、半年以上前にもう散歩はさせないでくださいとのお達しがあり、今は庭に出るだけ。 腎臓も悪くきちんと体内の毒物を解毒できていないが、人間のように透析の機械があるわけではないので、食事などで病状悪化を防ぐよう努めるだけ。 心臓のお薬と利尿剤を毎日飲み、目は網膜はく離であんまりよく見えていない。 おしっこは漏れるし、ウンチはちゃんと中腰になって出来ないので、あっちで少し、こっちで少し・・・みたいな感じ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 前回の日記で「安楽死」にも触れたが・・・。 私は安楽死をするともう決めたわけではない。 そういう選択肢に対しても心をオープンにしているだけで。 過去にハムスターを2匹安楽死させた経験がある。 1匹は糖尿を患っていて毎日インシュリンを注射し、もう1匹は皮膚の腫瘍をレーザー手術で取ったことがあった。 旦那の職場の人などは、なぜハムスターごときにここまでお金と手間をかけるのかと笑ったそうだが、私にとってはどんな子でも大事な家族。 出来るだけのことはしてあげたい。 こんな2匹が偶然にも同時期に具合が悪くなった。 糖尿の子は子宮蓄膿症で、腫瘍を取った子は内臓のガン・・・。 ついに2匹とも食欲がなくなり、じーっとうずくまったままになった。 体が小さいし、病状から考えて手術は無理だといわれ、ただただ様子を見るしかなかった。 食べないのでどんどん痩せていき、ついに激しく震え始めた。 さっそく獣医さんに行き尋ねたら、激痛のためだと。 一緒に行った旦那と獣医さんと私で話し合った結果、安楽死をお願いした。 麻酔を多めに注射して、そのまま目覚めることなく・・・。 「ごめんね、ごめんね。」と泣きながら2匹を看取った私に、先生は言った。 「自分を責めないで。あれだけの痛みから解放されてきっと貴方に感謝しているよ。貴方の選択は間違ってなかったよ。」と。 この一言に救われたし、今でもこのことに関しては後悔していない。 だから、タローに関しても、もし苦しんでいるようなら、目を見てもうこれ以上頑張る気力がないなら・・・その他色々私や旦那、獣医さんなどの判断で安楽死が彼にとって1番だともし感じたら、そうすると思う。 もちろん自然に苦しむことなくいけたら1番いいが、もしあの時のハムスターのように苦しむのなら、このままにはしておけないと感じるだろうし。 もうここまで彼は十分頑張ってきた。 よくにゃんこにはNine Livesがあるというが、彼にもこれがあるんじゃないかと思うくらい。 こちらの獣医さんがよく言う言葉。 Quality of Life・・・命の質に重きを置くということ。 助からないと分かっている激痛に苦しむ家族に対して、最期に楽にしてあげる方法を選ぶことも決して間違っていないということだろう。 人間のエゴといわれればそれまでかもしれないが、こちらで人々の動物に対する様々な考え方を知るたびに共感することも多く、この考えに対しても共感する私・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/11/21 02:39:00 AM
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