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近代日本文学史メジャーのマイナー

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analog純文

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2009.08.03
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 えー、最初に宣伝を一つ、すんません。
 大概このブログも「気の抜けた」ブログではありますがー、さらに「気の抜けた」ブログを一つ立ち上げました。
 もしも「ぼーーーー」っとしたい時などございましたら、よろしくお立ち寄り下さい。
 以下のサイトです。↓

俳句徒然自句自解+目指せ文化的週末

  『深い河』遠藤周作(講談社文庫)

 さて以前にも報告しましたが、音楽がらみのエッセイなんかを読むのが好きで、つい手が出てしまいます。
 最近、その関係で、バッハについて書いてある本を読んでいたのですが、バッハの音楽の「真骨頂」はどこにあるかというと、それは、「カンタータ」などの宗教音楽である、と。(ついでにいうと、モーツァルトは、やはりオペラだと書いてありますね。ふむ。)

 どの本を読んでも、バッハについてはそんなこと、書いてあります。

 曰く、『マタイ伝』がベストである。
 曰く、『ミサ曲ロ短調』が圧倒的である。

 しかし、こうなって来ると、やはり『聖書』理解は外せなくなってきますよねー。
 まー、当たり前でしょうかね。別にバッハの音楽のためでなくても、西洋文化理解から『聖書』は、どう考えても欠かせませんよね。

 と、思いまして、実は数年前に、旧約・新約、両聖書を読みました。
 おもしろかったです。

 でも、えー、宗教につきましては、生半可な気持ちで取り上げてはいけないんですよねー。まじめに、一心に、人生を賭けて取り組んでいらっしゃる方が星の数ほどいます。

 というわけで、少し恐れ恐れ書いています。
 えー、基本的に、宗教「半可通」の「寝言」のようなものです。
 書いている者は、それでなくても頭のできの極めて「ユルイ」、誤解と偏見に満ちた愚者であります。
 そこんところよくご理解いただいて、よろしく、御笑覧ください。

 というわけで、「バッハ→キリスト教」の連想の元、キリスト教の本をどっさり、図書館で借りてきました。
 どれも図版のたくさんある、初心者向けの楽しげな本です。こんな本です。

   『聖書入門』ピエール・ジベール(創元社)
   『図説・聖書物語新約編』山形孝夫(河出書房新社)
   『キリスト教と笑い』宮田光雄(岩波新書)


 しかし、これだけいっぺんに借りてきて読んでいますと(絵や写真はとてもおもしろいんですが)、実際のところ、少し飽きてきます。
 宗教画はとてもおもしろいですが、それ以外の箇所が、だんだん退屈になってきました。

 その原因はなぜか? と考えてみました。

 「原因その1」はすぐに浮かびます。
 こらえ性のないおまえが悪い、です。
 ……その通りですね。子どもの頃からずっと親からも教師からも、おまえは集中力がまるでない、ゾウリムシのような行き当たりばったりの思考形態だと、言われ続けた人生です。
 上記本が面白くない原因の99%は、これでありましょうが、厚かましくもこの度は、わたくし、別のことを少し考えてみました。

 「原因その2」は、これはまじめな話、宗教の根元に関わる問題であります。
 ただ、この問題につきましては、すでにきっと、「宗教学」とか何とかの学問で、学術的に一定の見解なり、定説の出ていることと思います。
 しかし、私はそれについては存じませんので、畏れ多くも、以下、素朴にこんな展開になっていきます。

 えーっと、私は続いてこんな本を読んでみました。

   『遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子』遠藤周作(新潮社)

 この本も図説の多い入門書であるわけですが、がぜん面白いわけですね。
 一体、なぜでしょう。どこが違うんだろー、と。

 それは、わたくしが思いますに、この本は遠藤周作が書いたからですね。
 その辺の所、次回へ続きます。

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Last updated  2009.08.03 06:20:04
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analog純文@ Re[1]:父親という苦悩(06/04)  七詩さん、コメントありがとうございま…
七詩@ Re:父親という苦悩(06/04) 親子二代の小説家父子というのは思いつき…
analog純文@ Re:方丈記にあまり触れない方丈記(03/03)  おや、今猿人さん、ご無沙汰しています…
今猿人@ Re:方丈記にあまり触れない方丈記(03/03) この件は、私よく覚えておりますよ。何故…

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