オンマ、カッチ、モゴヨ!(お母さん、一緒に食べよう)
食事の支度が不十分で、まだ私はキッチンと食卓を行き来しており、主人と娘は既にテーブルについている。そんなとき主人は、単語ごとに区切って娘に「オンマ、パーリー、オセヨ」(お母さん、早く来てね)「オンマ、カッチ、モゴヨ」(お母さん、一緒に食べよう)と言わせる。私が娘に日本語しか使わないので、韓国語教育は主人がしなければならない。午後のおやつの時間、私も久々に一緒に牛乳を飲んだ。お菓子は娘の好きな日本の塩せんべい。たまに実家から小包で送ってもらう貴重品なので、私は食べない。と、娘が言った。「オンマ、カッチ、モゴヨ!」ちゃんと意味を理解して言ってることに驚き、またうれしかった。「お母さんに、○○のおせんべい、くれるの?」娘は口をあけて食べようとしていた塩せんべいを、私の口のほうによこした。とてもおいしかった。