母の憂鬱
お金のない人ほど、お金に困っている時ほど、お金の神様はその人を見放し、ドン底までおとしめるのだなぁと実感する。会社ではいまだ「やさぐれ大王」があばれまくっているので、優しく見守る母のようになぐさめ、励まし、もちあげている。家に帰れば、なんでも「どうしよう!yoccoぉ」「どうしたらいいと思う?」と私について歩くぽちくんに対して母のように優しくこたえてあげている。ここのところずっとこんな状態なので、ストレスで私のほうが気が狂いそうになっている。最近は夢にまででてくるようになった。10月末にお店をやめてから何をするわけでも仕事をさがすわけでもなく、パチスロで食べて来たぽちくんもそろそろやばいと気がついたらしく、最低限の生活費を残し最後のスロットをしていた。普段はガソリンも高いし駐車料金もばかにならないので車は乗らせていなかったが、旅行後ちょっと油断してあまり注意をしなかった。ぽちくんはお母さん(私)のいうことはよく聞くので「お酒飲んだら乗っちゃダメよ!」とか、「ちょっとだけと思っても駐車場に入れなさい」ということは素直に聞いている。しかし甘かった。「yoccoぉ~」といや~な予感とともに聞いた言葉は「一時停止で捕まった」罰金は6000円である。翌日、罰金を払いに行ったその足で床屋に行こうと思ったぽちくんは以前から行っている地元の床屋に向かっていた。途中、猛烈にお腹が痛くなり公園でトイレに・・・帰ってみると「駐車違反」で取り締まられていた。・・・・・罰金18000円。またまた仕事中の私に「yoccoに言わなきゃいけないことがある。」と言って次の瞬間「yoccoぉどうしたらいいと思う?」しるかぁ~っ!!今も電話がかかってきた。「yoccoぉ。タクシーで帰ってもい~い?」しるかぁ~っ!!と思いつつ、「まだ終電あるでしょう?電車で帰って来なさい」「うん。そうするね」かなり素直なよいこであった。はぁ・・・