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カテゴリ:はっとする気づき編
いらっしゃいませ、マスターの濱田です。
以前も書いたことがありますが、 わたしは10年前にバイクの事故で肝臓破裂を やってしまったことがあります。 医師からは助からないかもしれないって言われた事故でしたが、 今思い返してみるとあの時、人生の流れを変えるカギを 受け取っていたんだって気づきます。 今回はその話を、お伝えしますね。 今から10年前のこと、大型のバイクを運転していたら、 (バリバリ伝説で有名なCB750Fね) 目の前で急にクルマがUターンして、 どてっぱらにつっこんで、吹っ飛んじゃいました。 その時、しこたま肋骨を地面にぶつけてしまって、 あまりの痛さに動くことができず、 そのまま意識がなくなったり、もどったりを繰り返しながら、 病院に運ばれました。 肝臓が破裂していて、体内出血がとまらないため、 すぐに大きな病院に移送されました。 すでに大量の血が内臓内に出血していたため、 手術をしておなかを開けてしまうと、ショック死する可能性があったため、 動脈にパイプを通して、薬で止血するという方法がとられました。 医者には、助からないかもしれないといわれていたため、 (意識がないと思ってたらしいけど、しっかり聞こえてるちゅーねん!状態) 集中治療室にやってきた家族や親戚たちは、 みな「どうして、こんなことに...」と涙を流してくれていました。 (おいおい!人を勝手に殺さないでよっておもってましたが) でも、当の本人は、さっさと退院して、 やりたことをいっぱい思い描いていて、 全快すること以外、まったくうたがってもいませんでした。 で、その2週間後には自分の足でたって歩いていたのですが、 医師は、奇跡的だと話していました。 寝たきりで動けなかった時に、ものすごく印象に残っているのは2つ。 ひとつは、無農薬の野菜を育てたいなぁ~とか、 自然にいっぱい触れたいなぁってはじめて思っていたこと。 そして、なによりも印象的だったのは、 病院の個室の窓から入ってくる、 ものすごく気持ちいい風を感じる体験でした。 僕は樹木が風に揺れ、葉がサワサワいう音を聴きながら、 風が頬にあたる感覚が、もっとも至福を感じる瞬間です。 そして、この感覚を感じる時、 ある意味自分が自分でなくなって、回路が開きます。 実はここ数年、流れを変えてきた選択はすべて、 アタマで考えたことではなくて、 この回路が開いた状態の時にふってきたインスピレーションで 選択したことばかりです。 今から思えば、あの病室の風は、 扉を開くカギをうけとった最初の時だったと思います。 それから、大切なことなのですが、 僕の父は肝硬変でなくなっています。 実は、僕は当時バーでマスターをやっていたのですが、 毎日深酒をしていて、脂肪肝が進行していて、 事故で肝臓を休めていなかったら、 肝硬変になっていたかもしれないって、医師に言われました。 父が助けてくれたんだろうなって、感じます。 もしかしたら、人生の目的から大きくずれている僕を見かねて、 おやじが拳骨をくれたのかもしれません(笑)。 本日は当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。 またのお越しを、こころよりお待ちしております。 いってらっしゃいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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