自分がなにをしているのか?
いらっしゃいませ、マスターの濱田です。昨日は友人と一緒に、お気に入りのバーに行ってきました。写真は、わたしの生まれ年の66年物のウィスキーです。(だいぶ暗いですね(笑))以前紹介したこともあるのですが、中国の賢者の言葉だったか、おもしろい明言があります。「鳥には空気がみえない、魚には水がみえない、そして、人には自分がみえない」というもの。とても深い名言だと、今また感心します。人には自分がみえないというのは、少し考えたらよくわかりますが、さらにこの言葉が奥深いのは、自分という「自我」に振り回されるのは、人間特有のものであることを現している点が、「おお、深いなぁ」と感じちゃいます。セッションをしていて、ひじょうに学ばせてもらうのが、多くの場合、人は自分がなにをしているのかに気づかないでいるということです。実は、自分が怒っていたり、悲しんでいたり、あきらめていたりしていることを、知らないことさえ、気づいていなかったりするのです。そして更に興味深いのは、自分が自分の未来を予定していることにも、気づいていなかったりします。たとえば、「あの人はそのうちこうなるだろう」みたいな言葉を、(自分では気づかずに)怒りと共に表現しているとしたら、それは自分が近い将来そうなることを宣言しているといった具合です。なぜ、そういうメカニズムになるかは、長くなるので、ここでは割愛しますが、結論から言うと、人は自分で言った言葉どおりの人生を生きるようにできているようなのです。無意識に発した言葉であっても、(無意識であればあるほど)人は自分の言葉への約束を果たすようにできているみたいです。セッションをやっていて気づかされた、ひじょうに興味深いことは、人は問題も解決策も、すべて自分で話しているということです。つまり人は、自分で自分の答えを言っているのですが、でも、それに気づかないのです。なぜかというと、「人は自分がみえない」という習性をもっているから。このことに気づいていくのは、決して難しいことではないのですが、人には自分がみえないもの。そして、その人の周りには、その人と同じ質の人が集っているものなので、シンプルな答えが、シンプルであるほどみえないのでしょう。ゆえに、中立に、客観的に接する専門家というものが、あるのかもしれませんね。さて、間もなくブログをお引越しするとお伝えしていますが、16日(土)から新しいブログをスタートします。新しいブログはこちら(よかったら、読者登録してくださいね)新しいブログも、どうぞよろしくお願いします。よかったら、ポチっとよろしくです↓人気ブログランキングへ※マスターの東京での個人セッション、22日、24日とも、あとひと枠だけあります http://www.bar-aars.com/session.htmlトークライブ in 京都の詳細はこちら本日は当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。またのおこしを、こころよりお待ちしております。いってらっしゃいませ。