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カテゴリ:はっとする気づき編
いらっしゃいませ、マスターの濱田です。
昨日の夕刻、電車に乗った際に、興味深い気づきを得ました。 京都駅から出発の電車に乗り、席につきました。 次にわたしの左隣に、OL風の女性が座ったのですが、 少しすると、年配の男性が(みためはおじいちゃんぽい) やってきて、手すりをつかんで女性の前に立ちました。 ところでこの男性、なにやらどうも異様な雰囲気を漂わせています。 しばし注意をしてみていると、 その男性、だんだん女性の膝に自分の足を近づけていきます。 じりじりと、つり革につかまりながらも、 体が近づいてきて、女性の方は見ないようにしながらも、 あきらかに困惑した様子。 でも、触ってきているわけではないので、 逃げるのもヘンだしって感じで、動くに動けず、 とにかくみてみぬフリをしている様子。 わたしも、「場所、変わりましょうか?」って言うのも、 ヘンな感じがして、声をかけられず、 場合によっては、いつでもヘルプができるように、 注意していました。 で、ふと思ったのが、この現実を創りだしているのが、 (目の前に引き寄せているのが自分だとしたら) いったいなに???って考え始めました。 よくみると、その車両にいる人たち、 どうも異彩を放っている人が何人か見受けられて、 なに?これ?これ、自分が創り出しているとしたら、 なに!?って感じで。 ひさしぶりに、冷静に「みる」ところから、 「なにがいけないんだろう?」ってところに 思考がいってしまいそうになりました。 となりの女性は困っているし、 この現実を創りだしているのが自分だとしたら、 なに?って状態で、なんとかこの状態をなんとか 変えたいって思考に入りつつありました。 そんなある瞬間、「あ!この現実を創っているのは 自分だったんだって受け入れたくないんだ」、 そして【この現実を中立にみないで嫌って、 なんとか変えたいということに 執着しているんだ】って、はたと気がつきました。 そのことに気がついた瞬間、 わたしの目の前におばあさんがやってきました。 わたしはおばあさんに、「座りませんか?」と言って 席を譲りました。 おばあさんは、「いいんですか?ありがとう」 と言って、笑顔で席につかれました。 その瞬間、なにかが変わりました。 なにが変わったのかはよく分からないんだけど、 あきらかに流れが変わりました。 わたしが席を譲り、なにか空気というか エネルギーが変わったとたん、 OLの女性の前に立っていた男性はそこをはなれ、 ドアのそばの方にふらふらと離れていきました。 「抵抗していると継続する」 たくさんの師たちからずっと言われ続け、 わたしもよく知っていたことだったのに、 目の前の現実に目を奪われ、 そのことが見えなくなりそうになっていました。 「抵抗していると継続する」、 「抵抗を手放すのにやることは、 ただ抵抗から降りること」 そして、禅の師に伝えられたように、 そのことにとらわれるのではなく、ただ、今にもどる。 そして、目の前のことをただやる。 そのことを深く理解し、 身につけるとても貴重な機会になりました。 わたしたちは、人生においてなにか起きて、 それを受け入れたくない時、 自分ではなく、目の前の現実をなんとか変えようともがきます。 ですが、それはルージュをひこうと思いながら、 鏡にルージュをひくようなもの。 なぜなら、わたしたちの中にないものは わたしたちの目の前にはやってこないからです。 目の前の現実を一時的に変えてみても、 またそれは、カタチを変えてやってきます。 自分のあり方が変わった瞬間、 現実が動く時、それはもうその瞬間完了です。 ただし、くれぐれも現実を変えるために、 「自分が変わらないと」ってとらえないこと(笑)。 現実はあくまで、執着のないところで 自分が変わったことによって、 後から訪れるただのサインです。 本日は当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。 またのお越しを、こころよりお待ちしております。 いってらっしゃいませ。 PS マスターのシリーズセミナーは、 明日7日21時から受付スタートです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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