夢から目が覚めるとういこと
いらっしゃいませ、マスターの濱田です。今からもう15年前のこと、はじめてのメンターに伝えてもらったのは、わたしたちは自分では気づいていないけれど、ほとんどオートマチックな人生を生きているっていうものでした。宇多田ヒカルさんの有名な歌に、「AUTOMATIC」という曲がありますが、あの曲は、わたしたちがいかに自動的に反応して生きていることを、人生だと思い込んでいるかの一端を絶妙に表現されています。内側から湧いてくる、本質の感情ではなく、相手のしてくれること、外部からの入力に対して、自動的に反応していることをわたしたちの多くが、人生だととらえていることを気づかないことさえ、気づかずに普段暮らしています。たとえば、なにかいい本やセミナーを紹介されたとして、(特に勧められているわけでもない状態で)「でも、自分には必要ないと思う」ってすぐに答えたとしたら、わたしたちは、それは自分で考えて答えていると思います。(といいつつ、普段そんなことは考えませんが)ですが、勧められているわけでもないのに、「必要ないと思う」と即答しているのであれば、わたしたちは、自分がなぜそんなふうに「自動的に反応」をするのか、知らないことさえ、気づいていないと言えます。わたしたちの人生は、目覚めていないことを自覚しないでいる間は、自動的に反応し続けることが人生だと思い込んでいることを、知らないことさえ、気づかないでいます。ですが、本当に人生の本質を探求していって、ホントの意味でこころがおだやかで、静かで、平安に満たされた生き方を目指していくと、ある時、ぱちりと目が覚めます。そして、その時はじめて、理屈や知識だけではなくて、「あっ!自分はずっと半分眠ったままというか、寝ぼけて生きていたのかっ」って目覚めます。目の覚めた人生は、ホントに静かで、平安で、ものごとのかりそめの姿ではなく、余分なものが削げ落ちて、本質が浮かび上がって、明らかになってきます。そして、自分が今なにをしたいのかが瞬時に分かり、喜びに満ちたエキサイティングな人生に変わります。オートマチックな人生から目覚めた人生は、人生のハンドルを自分自身で握り、本当に自分が行きたい方向へ惑わされることなく、自分で進んでいける人生です。この人生は、本当に喜びに満ち溢れた人生です。では、この目覚めた人生を自分のものにしていくのには、いったいどうしたらいいのでしょう?その最初の一歩は、「自分は実は、何も知らない無知な存在なんだ」って謙虚なところに立ちはじめることです。そして、目が覚めたと感じる人生になったとしても、やはり「自分は何も知らない無知な存在なんだ」って場所は変わることはありません。幸せな成功者たちはみな、成功の秘訣は?ときかれると、謙虚さ、誠実さ、素直さ、正直さ、一生懸命さ、優しさ、思いやりという言葉を口にします。わたしたちは、これらの言葉には、子供の頃から慣れ親しんで、これらの言葉の意味を知っているつもりでいました。ですが、知っていることと、それを本当に生きることはまったく「違う分野」です。それらをひとつひとつなりきって(思い込もうではないですよ)、本当にそれらを生きた時に、知識が理解になり、本当にわたしたちのものになります。「ああ、この言葉(知恵)は、本当に本当だ」って。自分は、なにも知らない無知な存在なんだって謙虚な場所に立つ時、わたしたちを導く知恵が、ご褒美として流れてきます。そして後は、素直に、誠実に、謙虚に、そして一生懸命に生きるだけです。ただただ、できるところから。本日は当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。またのお越しを、こころよりお待ちしております。いってらっしゃいませ。PS 今日より10日間、山篭り修行(笑)に行ってきます。