東大卒女性は専業主婦指向?
この前、宝島社の取材を受けてたとき、編集者さんが言っていた。「最近は、東大卒の女性でも専業主婦指向が強いみたいです」。ふーん。そのとき、理由をすこし議論してみました。・日本の雇用環境や女性のキャリア形成で、結婚して子供を産み育てながら、というのはかなり大変・働き続けても、得られる充実感より失うものの方が大きい(ような気がする)といったことは考えられる。私が、けっこう大きい理由なんじゃないかな、と思うのは、彼女らのお母さん。東大生の親の年収水準は、世間の平均よりかなり高いという調査がある。年収950万円以上が過半数で、1,250万円以上も2割を占める(PRESIDENT)。まあ、そうすると、専業主婦の比率も高そうだし、学歴も高めで教育熱心なお母さん像が浮かんでくる。で、どうしたって子供にとっては多かれ少なかれ自分の親がロールモデルになりがち。ましてや、東大に入る子供は比較的親の言うことをちゃんと聞いて育ってきてて、親子関係も良好で尊敬する間柄で、その傾向が強いのではなかろうか。そうすると、ゴリゴリとキャリアを追うよりも、余力を持って専業主婦としてやってく方を選ぼうとするのも理解できるなあ。HBS卒業生だって女性の専業主婦率は7割と堀義人さんが言ってますしね。ではまた。