梅木水晶の日常

先日、あるラーメン屋さんで食事をした際、
スープの中にハエの死骸が入っておりました。
私がハエの存在に気がついたのは、
食べ始めてから３分ほど経ってからでした。
私はとてもびっくりしました。

そのお店は、とても小さいお店で、
私一人がどんなにこっそりお店の人を呼び出し、
「スープの中にこんなものが…」と言いハエを見せたところで、
周りのお客さまに気が付かれてしまう事は必至でした。

その時間は丁度お昼時で、
私の周りにもお客さまは７人ほどいらっしゃいましたので、
私は、私の「ハエが…」の一言により、
私の周りで同じように「美味しいね」と言いながら
食事をしておられるお客さま方の気分を害してはいけないと思い、
そのハエを、黙ってティッシュに除けて、食事を続けていました。

ちょっと変かと思われるかもしれませんが、
運動会などで校庭で食べるお弁当や、
キャンプで作ったカレーなどには、砂ぼこりなり、
虫なりが入っていて当然と思っている私は、
「ハエくらいでガタガタ言っちゃいけない」と自分に言い聞かせながら、
黙って食事を続けていたのです。
あとからマダームに言われて気がついたんですけど、
屋外で食べているのと屋内で食べているのとでは、状況が違いますね。

ハエは入ってたけど、美味しかったな－と思いながら、
お腹をいっぱいになっ私は、勇気を振りしぼって、
お会計の時に、お店の方にこっそりと、
「スープの中にこんなものが入っておりました…」と、
ティッシュに包んだハエを手渡しましたら、
お店の方は、目を大きく見開き、顔から血の気が引いたような表情で、
小さな声で「お、お代は結構です…」と私に言いました。
私は「あっ、いいんですか、どうも…」と言って、そのお店を出ました。

この話の一連の流れを、
会社のマダームらに話しましたら「それは間違っている」と言われました。

私：「何が間違っているのですか？
　　　私の周りで食事をしている人がいると言うのに、
　　　ハエが入ってるなんて言ったら、営業妨害になりかねないじゃないですか」

マ：「それ以前にね、ハエの入っているものを黙って食べ続けてる
　　　あなたが間違ってるのよ。
　　　こっちはね、お金を払ってるの。
　　　なんでお金払ってまで、我慢してハエの入ったラーメンを食べなきゃいけないの」

私：「でも、お会計の時、お代はいいです、って言われましたよ」

マ：「馬鹿ね。そういう事を言ってるんじゃないの。
　　　食べ始めて３分で気がついたんなら、
　　　スープの中に浮いてるハエ見せながら、
　　　お店の人に、作り直してください、って言えばいいじゃないの。
　　　そんなねえ、全部食べた後に、お会計の時に、
　　　ティッシュに包んだハエ見せて、こんなの入ってましたなんて言ったところで、
　　　家からハエの死骸持ってきて、
　　　ただ食いしようとしてる小娘の嫌がらせとしか思えないわよ」

私：「えっ!!私って、ただ食いしようとしてる小娘になっちゃうんですか?!
　　　心外ですね!!」

マ：「とにかくね、あなたがお店の人に気を遣ったつもりでも、
　　　それはあなたがそう思ってるだけで、
　　　お店の人にとっちゃ、食べてる途中に言われた方がいいに決まってるの。
　　　ご家族でやってるような店だからよかったものの、
　　　もしそのお店が、怖いお兄さんとかがやってるお店で、
　　　全部食べた後に、ハエ、なんて見せようもんなら、
　　　店の裏来いって言われて、
　　　全部食った後にハエなんて嫌がらせかぁこのアマ、なんて言われて
　　　ボコボコにされて終わりよ」

私：「えっ!!!!それって怖い!!」

マ：「そうよ、世の中なんて怖いのよ、
　　　あなたが何も知らなすぎるのよ。
　　　ほんとにもう、しっかりしてちょうだい。」

皆さんは、外食された際、お料理に、虫などの異物が入っていた事はありますか？
また、その時の皆様の対応方法も教えて頂ければ、嬉しく思います。