カテゴリ:父の様子
回復期のリハビリには期限が定められている。 その冷酷さは、母のときに、父も痛いほど思い知ったはず。 でも、忘れてしまったのか、 自分に関係ないことはあまり関心を持たない父の特性なのか、 今回父自身のリハビリ期限のことも 何度も何度も説明しているのだが どうも理解していなかったらしい。 父からメールが来た。 ------------------- 28日でリハビリは終了です。 2月以降は月13単位のリハビリです。 1単位は20分です。 月260分。 一週で60分程度です。 どこの病院に行っても同じだそうです。 退院日が決まり次第、 リハビリ計画プランを考えるそうです。 2月の頭にケアマネ、ヘルパー代表、 病院のソーシャルワーカーとの話し合いをします。 ----------------------- 保険適用で受けられる回復期リハビリは 基本的に在宅に戻すことを目的にしています。 回復期を終えて、病院を出たあと、 在宅に戻れた比率が、その病院の成績になり、 病院への補助金の額も変わってくるのだそうです。 だから、基本的に、おうちに帰れる可能性のある人は それを強く勧められる。 帰れるほど回復しなかった人は 特別養護老人ホームや老人保健施設を探す。 そうした施設も、「在宅」にカウントされるらしい。 先生が一番避けたいのは「転院」。 「保険を使ってリハを受けさせたのに、さらに医療費を使う「転院」だなんて、 お見立てが甘かったんじゃないですか?」ってことなんだろう。 父はおうちに帰るのが不安で、 しかもリハビリがもっと受けられると思っていたので 転院を望んでいた。 でも、先生やソーシャルワーカーや看護師さんたちに おうちに帰る可能性を示してもらって 何度かおためしに帰ってみたら 俄然帰りたくなっちゃったらしい。 帰りたくなったら、今度は一日も早く帰りたいらしい。 外出練習をして、 お泊りの練習もして、 何が不自由かを体験してきて、 それに合わせて仕上げのリハビリメニューをたてる。 その間に、必要な介護用品やヘルパーの体制を検討する。 「そうした準備を整えてから退院するんだよ」と言うのだが、 「もう、大丈夫だ、できそうな気がする・・・」って。 なんだよ~、こないだまで、 「病院じゃないと不安だ」って、言い切っていたのに。 頭はぼけていなんだけど、 都合の悪いことは理解するのを拒否する頭らしい。 そして、 夢を描くとそれがすぐにも叶う現実だと錯覚してしまう頭らしい。 はぁ~、 いいんだか、わるいんだか・・・。 父に対しても母に対しても 子どもたちがお守りをしているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月28日 00時26分03秒
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