おとうさん
熱海に向かっています。海は波がたかい。海の家の呼び込みは例年どおり。おいしそうなサマーオレンジなど売っている路ばた。台風の片付けの清掃車があちこちにいる。水田の若い緑が風に吹かれて波をつくる。よい天気。父の部屋を片付けにいきます。父の部屋の片付けをした。父は頑張ってここで生きていたんだなと思った。父を好きだったわけではないが、父と交わした言葉やメールを思い出してやたらと泣きそうになる今日このごろ。波のように泣きたい気分が押し寄せてくる。片付けていたら、最後の数週間のヘルパーさんの記録がでてきた。生きてることが、すごくきつかったんだろうな。もっと行って、ついていてあけたらよかったな。あぁ、今日は泣きそうな波が何度も来る。そんなときはわーんわーんと泣いたほうがよいのに唇を噛んで我慢している。一人暮らしだったら泣いて過ごしたな。