布川事件、再審無罪に寄せて
@amneris84:(江川紹子さん)のつぶやき: 布川事件。昨日、判決要旨を読んで呆れ返った。これを出すために、なぜ40年以上も必要だったのか、と。事件と彼らを結ぶ客観的証拠がないのも、「目撃証言」に「信用性を肯定することに慎重とならざるを得ない事情が多々存する」ことは、原審から分かってたはずじゃないか。判決要旨を読む限り、新たに決定的証拠が見つかった足利事件とは違い、裁判所は原審での証拠を再評価することで無罪の結論を出している。つまり、原審で十分無罪判決が出せた、ということだ。過去の裁判所が判断を誤ったために、桜井・杉山両氏は29年間も獄中生活を送り、その後も雪冤の戦いを強いられたのだ。もちろん、警察や検察に大きな問題があったのは事実だが、布川事件は裁判所が作った冤罪だと思う。警察や検察にだまされた、では済まない。にもかかわらず、裁判長は2人に謝罪することも、長年の労をねぎらうことすらしていない。裁判所は、2人に謝るべきだ。(了)