カテゴリ:原爆と原発と
前日記終盤で触れました昨日のラジオニュースにおける、小出先生の電話インタビュー…。ラジオ公式サイトでも音声などは拝聴できないようで…。
とりあえず、ツイッターに書き起こしていただいているものを、転載させていただこうと思います。 NHKR1『私も一言!夕方ニュース』@nhk_hitokoto NHKラジオセンター ↑こちらのアカウントより。 リツイートもさせていただきましたゆえ、こちらのもまぁ、リツイート的転載と申します訳で、お許しを~~☆ 工程表のステップ2達成で、福島第一原発では「廃炉」に向けた作業が始まる。今後の技術的課題について、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに電話でお話をうかがいます。 (↓以下、小出先生のお言葉概要) 「(政府の発表は)ひとことで言うと、あきれました。この事故の原因は東京電力と政府にある。残念ながら事故は、深刻な状況にあると私は思います」 「専門用語としての“冷温停止”、圧力容器が健全に機能して水をためることができる。炉心がそこにあるというのが、“冷温停止”の概念」 「“冷温停止”と言えないような状況にありながら、“冷温停止状態”という言葉を作り出して、使い、安全に向かうとアピールしている」 「100tを超える瀬戸物が圧力釜の底を抜いて落ちていっている。その炉心がどこにあるかもわかっていない。東京電力の発表は、単なる計算であって、実際にどこにあるかわかっていない。一刻も早く地下にバリアーを作る必要がある」 「どの段階というのは大変に難しい。政府発表では40年とのことだが、どれだけかかるか、私にはわかりません」 「本当に困難で、私自身もどうしていいかわからないような状況にある。政府が国民に安心であるとだけいっているような気がして、情けない」 かの「ひとことで言うと、あきれました」をちゃんと書き起こしてくださったことには感謝申し上げつつ…。 4号機にある使用済み燃料の危険に言及されたくだりは、単なるスルーか、あえて省略されてしまったのか…。 4号機にある使用済み燃料、これの危険性につきましては、ハッピーさんツイートからもいろいろご教示いただいておりましたが…。 (『工期の遅れ』という偶然の幸運によって、震災当時、最悪の事態からとりあえず逃れられたことも) 昨日の会見では、「次に大地震とか大津波とか来ても、とりあえずは何とか対処できるまでにはなったのかな~~??」という甘い期待を抱かせるようなくだりもござりましたが…。 4号機建屋、多少の補強はされているものの、あまりにもダメージが大きく、プールそのものの強度に不安があること、そしてその危険なプールから燃料を取り出すことが出来るまでにあと『2年』はかかる…とのことで…。 小出先生ははっきりとおっしゃったのであります。 「プールが崩れ落ちた時が、終わりの時」 使用済み燃料をボロボロの4号機建屋プールから取り出して、しかるべき場所で保管できる状態になるまで…。 まさに、運を天に任せる日々なのだな…と。 人一倍強運♪との自信がお有りの方々様…。どうか天に、4号機プールの安全へのお祈りを、宜しくお願いいたしまする…。(真顔☆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月17日 09時36分02秒
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