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カテゴリ:本・作家
「海辺のカフカ」での好印象あり、村上春樹の新作を長い移動のお共に購入。
どうも過去の作品には遡って読む気がしなくて、読むのはこれが2作目。(つまり「海辺の~」しか読んだことなし) 海辺のカフカも一気によめたけれど、この作品は、ほんと2、3時間かかったかな。あっという間。 0時から朝の7時までの話。 シーンを上から客観的にみている手法があり、映像としてとらえることを意図していると思う。 前作と同様、長篇として感じないほど読みやすさは抜群。 ただし、この作品は、表現したいこと、感じとって欲しいことをかなり読者にかなり依存しているように思うんだけれどどうだろうか。 もうちょっと奥行きを作ってくれないと、ミーハーな哲学気分を味わうに留まってしまうような。 やはり、何回か読み直すべき? でもそれほどの気分にはさせてくれなかった。残念。 ただ、とにかくあっという間に読める文章であることはまちがいなし。さすがだわ。 作品の中で紹介されるゴダールの「アルファヴァイル」という映画。 アルファヴァイルは人が深い感情を持っていけない矛盾もアイロニーもない近未来都市。涙を流して泣いた人は、逮捕され公開処刑される、、白黒の観念的映画らしいのだけれど、あえて、これを映像としてみたい興味にかられてる。 参考サイト ※アルファヴィルで紹介されてた。 アルファヴィル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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