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カテゴリ:本・作家
読んでみて!とわたされた上下巻の文庫本。
気づくとどこの書店も平積みされてました。 結構分厚くて、しかも全然しらない作者だったので躊躇したけれど、 作者の背景を知ってさらにその人の作品を好きになったことのある人ならば、 きっと楽しめるだろうストーリー(ミステリー)で面白かったです。 舞台は、スペイン、バルセロナ。 「忘れたれた本の墓場」で偶然1冊の本を手に取り、その本にひきこまれてしまった古書店の息子10歳の少年。 その作家を調べるにつれ、その作家の闇の部分にひきずりこまれていく。 推薦人からもいわれていたんだけど、 前半は、かなり頭がこんがらがる。(カタカナ名前ばっかりだから、区別がつかなくなってきて、いちいち確認しつつ、、、汗) でも、浮浪者の出現でちょっと楽しくなり、上巻の後半からは、とまんなくなって、 最後は、え~、そうなの~、あら~、なるほど~、そうきたか、、という展開で、 読んだあとは、いろんなものがつながってとりあえずすっきりした。 好きな作品の作家を調べていって、なにかその作者との共通点をみつけたら、 その身をけずって書き上げた作品の中で、自分自身がリンクするのかもしれない。 作家のような繊細な感覚を自分が持っているかはおいといて、 主人公の少年が青年になっていく過程と、つきとめていく本の作者の人生が、 こんがらがって、交差して、なぜ自分が引き込まれていったかがわかっていく。 ミステリータッチの人生で唯一の本との運命の出会い。 久々に読みでありました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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