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カテゴリ:漫画
西原理恵子の新しい漫画を友達に借りました。また笑いあり涙ありのちょっといい話的な漫画かなと読んでみた。 お話は出戻りのなおこの家は村に1軒のパーマ屋さん「パーマネント野ばら」。そこに来る客はみな辛くて切ない恋の話を笑いながら話している。なおこの母は自分よりもはるかに年上で不細工な女に同姓相手を奪われ、フィリピンパブで働くみっちゃんは旦那に浮気され出て行かれ親兄弟もバラバラ、漁港のまぐろ屋さんのひろこちゃんは20年近く溜まっていた旦那への鬱憤を晴らすために旦那の腹を刺し、ジュータンパブのゆきママは60歳なのに恋をした…。 いろいろな登場人物が出てくるがほとんどメインは女性。その女性が西原が好きそうな幸せではないけれどもパワフルで元気で前向き。多少の不幸ではびくともしない。泣いて泣いて落ち込んで、でも次の日には笑いながらその辛かったことさえも笑い話にしている。 女の強くて図太くて勇ましい姿がこれでもかと色鮮やかに描かれている。 それと並行するように描かれているなおこの恋人とのストーリー。けれども最後にこの漫画を読み終わった時に 「…え?このオチって…そういうこと?」とかなり困惑しました。なぜなら全然そんな感じのラストになる雰囲気のストーリーではなかったから。 「story20」のみっちゃんの切なそうな…困ったような顔とすべてを包み込む笑顔のシーンが忘れられません。 好きだった話は「人間は神様が決めた日にいくのが一番いい」って話でした。こんな死に方?悪くないなと思っちゃった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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