サザエの映画と漫画の日々

長期連載人気少女漫画でしたね～「花より男子」は。この漫画、「マーガレット」を買っている時にちょうど連載が始まってこんなにヒットするとは思いませんでしたよ。内田由紀主演で映画化されるわ、台湾で「流星花園」って名前でドラマ化されるわ。連載が終わった後に井上真央と嵐の松本潤でドラマ化されて大ヒットするなんて想像せんかった…まぁ、普通の少女漫画にはない設定だったよね

あらすじは幼稚園から大学のエスカレーター式の英徳学園は名門私立金持ち学校。そこに娘に玉の輿をさせようと狙う母親に入学させられた牧野つくし。英徳の生徒たちを仕切っているＦ４の道明寺司、花沢類、西門総二郎、美作あきら御曹司グループやブランドと遊ぶことしか考えてない周りの同級生に馴染めず、卒業までひたすら目立たぬように平穏無事に過ごしていた。
　そんなある日、つくしのともだちが階段から落ちて下にいた道明寺の顔面を蹴ってしまい…。


赤札を貼られた学校中の生徒達からいじめのターゲットにされたつくし。そのいじめは陰湿で横暴で容赦なし、生卵を投げつけられたり生ゴミを投げられたり石を投げられたり机がなくなったり靴がなくなったりは可愛い方。女の子の腹を殴るのは止めなさい！あと、車に紐を括りつけて引きづるのもありえねえ。でも確かに金持ちのいじめって陰湿なイメージがあるかも

私が好きなキャラは…道明寺かな？ほら、Ｍだから（笑）あと、わがままで横柄なんだけどなんだかんだと一途につくしを好きな姿とか可愛らしくて母性本能を擽られるところもあり。でも現実には絶対に付き合いたくないタイプだ…。

花沢類はね～、最初の頃は観賞用だなって思ってました。とっつきにくそうだしきまぐれだし、つくしとのデートでもうわぁ、こんなデート最悪…と思うくらいそう思っていたら道明寺がニューヨークに連れて行かれ単身ニューヨークに行ったつくしを心配して追いかけてきたあたりの花沢類は最高です！！特につくしが道明寺と付き合いだした頃の思い出話をした時のあのくやしそうな恥ずかしそうな顔が可愛い！無感情な人形に感情が入ったみたいにときめいてしまった


西門総二郎は多分Ｆ４が実在するなら多分この人が一番好きになるんだろうなって感じ。何故って女の扱いに慣れてそうだから。でも泣かされる確率１００％。恋愛感情なしでつくしをからかったりちょっかいだしていたところが好きだったかな。


美作あきらはこの人は最初のヘアスタイルが悪かったねって感じ（笑）長めのパーマはちょっとなぁ…最後あたりでストレートになったけどおせーよ（笑）キャラクターも印象薄かったんだけど…この人が一番Ｆ４の中でつくしに対して害がなかったかも。意外だったのはあきらがスポットライトの番外編でつくしを一瞬でも恋愛対象に入れたことかな。


Ｆ４以外で好きなキャラは…ろくでなしなつくしのおとうさん？（笑）あ、違った司のお姉さんの道明寺椿がかなり好きかな。裏表なくて豪快で凶暴だけど容姿端麗。あとはすごい迫力だけど心優しい道明寺家政婦頭のタマさん。静も嫌いじゃないがちょっとお上品過ぎて空の上の人みたい…じゃあ、椿は？（笑）まぁ、けっきょくはつくしの味方が好きなんだけど。


悪役だったら桜子かな。腹黒かったけど徐々につくしに懐いていって最後は親友くらいにまでなって、つくしのために一肌脱いだりしてたもんね。順平は…まぁ、別になにも（笑）どっちの人も結局は道明寺がらみなんだけどね。個人的にダメだったのが道明寺が記憶喪失になった時に出てきた海ちゃん。悪意のない過剰な善人だったんだろうけど道明寺に会わせなかったり弁当を自分の手柄にしたりめちゃくちゃ悪意を感じますけどでも花沢類のブチギレで気分すっきり！いや～本当、花沢類は最後近辺すげーいい男になってるわ天然海ちゃんも最後は道明寺にやられちゃうけどね。


最大の悪役と言えば道明寺の母親かな。この人も…結局は最後は完全な悪い人じゃなかったから別に大嫌いとまでは思わない。まぁ、つくしは散々なことされたけどねそれにしても父親が一回も出てこなかった（笑）


地味に涙を浮かべたシーンもありましたよ。道明寺の母親に恫喝されて家の前で道明寺と雨の中別れ話をしたシーン。なんだろうかなり切なくなりました。しかもそこで連載開始から初めてつくしの気持ちがはっきりしたところでもあるからかな。


雑誌で読んでいた頃はくっついたり離れたりばっかりと思っていたけど実際コミックスを一気に読んだらつくしが自分の気持ちをはっきり伝えた後はあまり揺るがなかったなと分かったり。


大好きなシーンは最後の卒業ダンパかな。Ｆ４と最後に踊るのは全員一致で牧野つくしってのにすんごく感動してしまった。かなり好きなシーンかも。ああ、あと西門と美作が海ちゃんに対してはっきりと「俺たち牧野のダチでもあるから」と言っていたシーンかな。いまいちこの２人がつくしをどういう立場なのかはっきりしなかったからこのセリフもちょっと感動。


ビックリしたのはここまで長い連載なのに最後まで結局道明寺とつくしはＨをせず、つくしの友達の優紀と西門がさっさとやってしまったことでしょうか。あれには私も驚いた

道明寺を好きだと気づくまではなんだかハッキリしないつくしにイライラしながらも不屈の精神でいじめにもいやがらせにも負けないつくしがとても強くてかっこよかったです。