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カテゴリ:独白
今日もいつものようにバイト。
一コマ目の生徒が休みだったので、次のコマまで雑用をこなす。 軽くそうじしたり封筒にスタンプを押したり。 地味な作業はわりと好きだ。 今日でちょうど阪神大震災から10年が経つんですね。 あの日、家族の中で一番早く起きた私は、 寝ぼけたままテレビを見ていた。 画面に映し出される光景が何を意味するのか理解するまでに かなり時間がかかったことを覚えている。 無残に崩れた建物。 あちらこちらで上がる火の手。 まるで戦争の跡のようだと思った。 そのまま私は普通に学校に行った。 学校から帰ってきたら、テレビでは地震のニュースばかりやっていて 死傷者の数が劇的に増えていた。 徐々に明らかになる惨状。 泣きそうになった。 私は関東住まいで、身内も友人も神戸の方にはいなかったので あの震災で親しい人を亡くすという目には遭わなかった。 さっき、NHKで今日の追悼行事の様子を放映していて、 一人の女の人が挨拶をしていた。 その人は、旦那さんと二人の子どもを亡くしたらしい。 突如身近な人を、それも何人も奪われる悲しみを想像はできても、 決して本当に理解することはできないのだろう。 私だったら生きていけるだろうか。 去年は新潟で地震があったし、年末のスマトラ沖地震での被害も甚大なものだった。 年末も書いたけれど、今年はそういう目に遭って涙を流す人が一人でも少なくありますように。 災害に備える必要性を改めて肝に銘じつつ そう祈る。 そして、阪神大震災で大事な人を亡くされた方々の 心の傷が早く癒されますように。 それも祈らずにはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 17, 2005 11:19:46 PM
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