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カテゴリ:胃・腸・内臓・おなら・便・痔・臍・二日酔
本当は怖い家庭の医学(診察日:8月28日 )
おならで病気を早期発見スペシャル 昨日の続き! 『本当は怖い臭くないおなら~悪魔の雄叫び~』 S・Cさん(女性)/40歳 主婦 主婦のS・Cさんは現在、夫と離婚調停中。 半年前に夫が長年に渡り浮気をしていたことが発覚し、 以来夫の下を離れ一人暮らしをしてきました。 そんなS・Cさんにとって、もう一つの悩みがおなら。 一日に何度もおならがしたくなってしまうのです。 おならはなぜか全く臭くなかったのですが、 緊張すればするほど腹部に違和感を覚え、猛烈にしたくなるS・Cさん。 さらに、決まって夕方におならをしたくなるなど奇妙な異変が続きました。 (1)臭くないおならがよく出る (2)緊張するとおならがしたくなる (3)夕方になるとおならがしたくなる (4)激しい動悸 病名 ⇒ 噛みしめ呑気症候群 <なぜ、臭くないおならから噛みしめ呑気症候群に?> 「噛みしめ呑気症候群」とは、緊張やストレスが原因で、ゲップやおなら、 腹部の膨満感など身体に様々な異変を引き起こす心身症のひとつ。 原因が分かりづらいことから、不登校や出社拒否などの社会不適応、 さらにはうつ病などになることもある恐ろしい病です。 あまり聞き慣れない病名ですが、実は日本人の8人に1人が この病気を患っているとも言われ、 中でもストレスを受けやすい20代~50代の女性に多いのが特徴。 そう、この病の原因はストレス。 S・Cさんの場合も、夫の浮気や離婚調停などが 精神的なストレスとなって襲いかかっていました。 では、なぜストレスを受けると、この病になってしまうのでしょうか? 実は人間はストレスがかかると、無意識のうちに上下の歯を噛みしめるため、 舌が上あごに押し当てられる状態になります。 すると、のどの奥に溜まった唾液と共に、空気も一緒に飲み込み、 消化器に入ってしまいます。そして、これを何回も繰り返してしまうのです。 普通であれば、一日に飲み込む空気の量はごくわずか。 しかし、この病を患うと、気付かないうちに、 胃がパンパンに膨らんでしまうほど空気も飲み込んでしまっているのです。 そう、この空気こそ、あの大量のおならの原因。 空気をたくさん飲み込んでいたから、頻繁におならが出ていたのです。 ではなぜ夕方におならが出やすくなるのでしょうか? 朝、活動を開始してから、飲み込んだ空気が大腸に届くまでおよそ5~6時間。 溜まりに溜まった空気が、大腸の内圧を高めるのが夕方以降なのです。 さらに、緊張すると、胃の動きが活発になり、 飲み込んだ空気が大量に大腸に送り出されるため、おならをしたくなるのです。 激しい動悸を感じたのは、心臓の鼓動がまるで太鼓のように、 空気で膨らんだ胃に反響したために起こったことでした。 でも、これら全ての症状は、空気の飲みすぎが原因。 それ以外は、彼女の身体は正常なため、 いくら検査をしても原因が見つからないのは当然のことでした。 まさかおならの原因がストレスだとは思ってもいなかったS・Cさん。 ドクターショッピングを重ねた上、辛い症状の原因が分からない事で、 さらにストレスを感じ、うつ状態になるという悪循環に陥っていたのです。 では彼女は、この病に気付くことは出来なかったのでしょうか? そのサインこそ、あの“臭くない”おなら。 この病気の場合、おならの成分のほとんどが空気のため、 普通のおならより臭くないのが特徴。 「匂いのないおなら」こそが病を警告するメッセージだったのです。 あなたは最近 臭くないおならをしていませんか? それ緊張したときや夕方に出ていませんか? そして何より、ストレスを歯で食いしばってはいませんか? 噛みしめ呑気症候群は「ただ空気を飲み込んでいるだけ」と わかっただけで精神的に楽になるので知ることが大切。 =スタジオ患者のホラーチェック= 豆つかみ検査で何がわかる? 小豆を1粒ずつ箸でつかみ10分間にできるだけ多く移動させる。 豆をいくつ移動できたかは全く関係なく「心理学的ストレスモデル」 自分の想像以上の目標を設定することでストレスを起こさせていた。 ひそかにチェックしていたのは唾液の飲み込み回数。 ストレスを感じているときに奥歯をかみ締め 何回唾液を飲み込むかを調べる検査だった。 レッドゾーンは4回 やはり自己申告で「おならが臭くない」と言った人がレッゾーンに! 1回唾液を飲み込むと3~5ccの空気が入ってしまう。 10分間で4回なら1時間で24回 ⇒1時間に100ccの空気が胃に入る。 ストレスがかかった状態が2~3時間続くと 200~300ccの空気が胃に入る。 なかには習慣で空気を飲み込んでいる可能性がある人もいる。 空気を多く飲むとおならの成分が薄まるため臭くなくなる。 おならの約7割が飲み込んだ空気。 飲み込みの回数が少ないとおならが薄まっていないため臭い。 口を開けている人が意識して口を閉じるなど ストレスだけでなく様々な事情で飲み込みの回数が増える場合がある。 噛みしめをしているかどうか舌の形を見れば分かる 舌にギザギザがあとになってついている。 舌に歯のあとがついている人は飲み込み回数が多い可能性あり。 口をリラックスさせて飲み込みを減らしていく。 「リラックスした状態」 深呼吸をする⇒口を軽く結ぶ⇒舌が下に降りてくる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.30 21:51:41
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