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カテゴリ:胃・腸・内臓・おなら・便・痔・臍・二日酔
エ~!!本当ですか、先生?(2009年1月7日放送)より
No.1胃腸科医が伝授!胃腸を整える方法! 先生のプロフィール: 半蔵門胃腸クリニック総院長:掛谷和俊 先生 「患者が決めたいい病院」胃腸科部門第一位 年間1万例もの胃腸内視鏡検査を手がけるクリニックで 先生がこれまで行った内視鏡検査の総数は15万件以上。 日本で最も胃腸を見てきたスーパードクター。 さらにその経験を買われ医師に対する内視鏡セミナーを全国各地で行っている。 この時期に多い胃腸の悩み ・胃もたれ(胃が重い) ・胃がきりきりする ・お腹が張る ・胸焼け ・胃痛 ・腹痛 など ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 食後胃がもたれた時は? 食後 胃がもたれた時は 1日食事を抜くとよい ただし 水分は十分に摂ること 食事の後の胃もたれは、消化や胃のぜん動運動が 行われていない状態で、胃が弱っている証拠である。 胃もたれの状態で食事を摂ると胃炎や胃潰瘍の原因となるので、 一日食事を抜いて胃を休め 本来の消化を促進する力と ぜん動運動を取り戻すことが大切。 最初の食事は粥などの柔らかいものを食べると良い。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 胃もたれと口の中の乾き(パサパサ)が伴った時は? 胃もたれと口の中の乾き(パサパサ)が伴った時は胃粘膜が弱っている。 胃の粘膜と口の中は密接な関係がある。 口の中がパサパサまたは乾いた状態の人は 消化機能が低下している場合が多く、 ただの胃もたれではなく胃粘膜が弱っている証拠である。 ≪こんな時の対処法≫ 胃もたれと口の中の乾き(パサパサ)が伴った時は 大根おろしを摂るとよい。 消化不良を起こして胃の中の食べ物が長期停滞している状態であるので、 消化酵素を含む大根おろしを摂って 消化を促進させ食べ物の停滞を防ぐと良い。 大さじ2杯の大根おろしが目安。 大根は、おろしにすることで細胞が壊れて消化酵素が出やすくなる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 胃もたれに胸焼けが伴った時は? 胃もたれに胸焼けを伴う場合は、胃酸過多により 胃酸が食道に逆流している状態である。 胸焼けがひどくなると粘膜が白くただれた状態 (逆流性食道炎)になって痛みを伴う。 ≪こんな時の対処法≫ 胃もたれに胸焼けが伴った時は 一杯の水(常温)を飲む。 常温の水を飲んで胃酸を薄めることが必要 (他の水分を摂ると刺激物となって逆効果になる場合がある) 水を飲んでも収まらなかったり、 頻繁に胸焼けの症状が出る人は胃の筋肉が弱っている。 本来食べ物の逆流を防いでいる食道の下あたりの継ぎ目の筋肉が ゆるんで胃酸・胆汁・すい液が逆流を起こして食道の粘膜が荒れたりする。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 逆流性食道炎の予防・対処法 ・わさびや唐辛子など刺激物は避ける ・酸っぱいものや甘いものは避ける ・睡眠は食後4~5時間経ってからにする ・お腹を締め付けない(ベルトやガードルなど) ・よく噛んで食べる ≪胃もたれと胸焼けが頻繁にあらわれる人は≫ 胃もたれと胸焼けが頻繁にあらわれる人は横隔膜を鍛えると良い。 胃と食道の継ぎ目の部分に横隔膜があるので 横隔膜を鍛えることで 胃の上部の筋肉が鍛えられ逆流を防ぐ。 内臓脂肪を減らすことも大切。 ≪横隔膜の鍛え方≫ 風船またはレジ袋に2mmの穴を1つあけたものを用意する。 息を大きく吸ってゆっくり袋を膨らませる。 これを5~10回繰り返す(1日3セット)。 ポイントは息を吸う時に出来るだけお腹を膨らませる。 息を吐く時は出来るだけお腹をへこます。 ※あごが痛くなる場合があるので強く吐きすぎない。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 胃が痛い時の対処法 ≪胃痛には2種類ある≫ 1)間隔があく痛み…胃炎 胃粘膜が荒れている状態。 2)持続する痛み…潰瘍 胃粘膜がえぐれている状態。 ≪胃もたれに間隔があく痛み(胃炎)を伴った時の対処法≫ 1)胃もたれに間隔があく痛み(胃炎)を伴った時は 右側を下にして座ると良い! 右側を下にして 斜めにソファーなどのイスに座って 胃の中の刺激物を腸に流す。※腰の痛い方は無理をしない 2)頻繁にあらわれる人は 普段から葉酸を摂ると良い! 間隔があく胃痛が頻繁にあらわれる人は 胃粘膜が弱っているので 胃粘膜を強化するビタミンB群や亜鉛を摂ると良い。 最近の研究で 葉酸は認知症・動脈硬化・うつ病の予防に良いとされている。 葉酸を積極的に摂っておくと良い。 1日の葉酸摂取量 ・ほうれん草(100グラム) ・ブロッコリー(100グラム) ・枝豆(62グラム) ・鶏レバー(17グラム) ≪胃もたれに持続する痛み(潰瘍)を伴った時の対処法≫ 胃もたれに持続する痛み(潰瘍)を伴った時は ヨーグルトを摂る! ヨーグルトに含まれる細菌やその分泌物が うまく作用し痛みなどを抑える効果がある。 空腹時に摂る事でヨーグルトが直接潰瘍を和らげる。 ヨーグルトを毎日 朝食と夕食の前に50グラムずつ食べる。 量は多くなくてよい。 大切なのは中に含まれる乳酸菌。 低脂肪や植物性の乳酸菌の方がカラダによい。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 下腹が張った時は? 下腹が張った時は排ガス促進マッサージが効果的! 立っている お腹の右上や左上にガスがたまりやすい。 座っていると お腹の下にガスがたまりやすい。 ≪やり方≫ 右側を下にして寝る。 お腹のガスを押し出す様に押さえながら右回りにさする。 こうすることでガスを移動し分散される。 ≪下腹部の張りと痛みを伴う時は…≫ ・腸閉塞を疑う ・憩室炎を疑う この場合は病院に行って検査を… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.16 21:37:15
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