カラダのキモチ(2011/2/27放送)より
ショック!どーすればいいの?
日本人の宿命!?食道ガンの真実
<食道ガンの最新治療>
食道ガンは自覚症状がほとんどなく発見が難しいのが特徴。
また早期のうちから転移することも多く
進行すると手術は大掛かりになる。
つまり食道ガンは何よりも早期発見が大切!
食道ガンの早期発見法とは?
「内視鏡」
ヨード染色を使った色素内視鏡を駆使すれば
ごく早期のものを発見するのは非常にたやすい。
ヨード液をかけると正常な細胞は褐色に変化するが
がん細胞は染色されず白くなる。
こうして早期発見できれば大きな手術は必要なし。
早期発見できたYさん57歳にお話。
ご飯を食べていて 日頃ろくに噛まないで飲むタイプ。
その時 ピタッと止まった感じがあった。
その後も喉の違和感が続き内視鏡検査を受けた。
およそ1.2センチの食道ガンが見つかった。
思い当たることは・・・
約40年間毎日のようにお酒を飲み続けていた。
幸いにも発見されたのは早期の食道ガン。
果たしてその最新治療とは?
内視鏡での治療を受けることになった。
軽く麻酔をする。
ヨード液を散布し ガン細胞をはっきりさせる。
生理食塩水を注入し がん細胞を盛り上げる。
ガンを掴みワイヤで根元を締め付けて電気で焼き切る。
治療室に入ってからわずか15分で終了。
わずかな違和感で痛みは感じないとYさん。
取りきれていればガン再発もなく完全治癒。
手術翌日には食事を摂っていた。
調子は手術前とあまり変わらないとYさん。
これは早期発見できたから。
入院してから1週間ほどで退院できる。
ちなみにYさんはコップ1杯のビールで赤くなるが
そのまま飲み続けられるタイプだった。
まさにリスクの高いタイプだった。
内視鏡をやらないと早期発見はできない!
新しく開発されたNBIという内視鏡も効果的。
特殊な光を当てて病変を見やすくするため
色素内視鏡のようなヨード液の刺激もなく
負担が軽減される。