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カテゴリ:汗・熱中症・暑さ対策・体臭
みんなの家庭の医学(2012/7/17放送)より
見えない汗で進む 隠れ脱水に要注意 「熱中症」完全対策SP 続きより 熱中症予防に水分補給のほかに大切なのはエアコン 最近は節電のためにエアコンを使わないことで 熱中症が増加する原因になっている エアコンは熱中症の特効薬 エアコンで室内が十分涼しければ 体温が上がらず 熱中症の危険は少ない しかしエアコンをつけておけば大丈夫というわけではなく エアコンも上手に使わないと落とし穴がある 重要キーワード エアコンの設定温度 28℃の落とし穴 あなたはエアコンの設定温度を28度にしていませんか? 時にそれがかくれ脱水を進めてしまう落とし穴に 設定温度が28℃になっていたなっていたとしても 間取りや日当たりによって部屋の条件は様々 果たして室温は設定温度どおりになっているのか? 一般家庭で調査 エアコンの設定温度28℃のお宅 確かにエアコンの前のテーブルは28℃になっていた 少し離れた棚の上では29.4℃ その奥にるキッチンでは調理中ということもあり30.5℃ エアコンの設定温度25℃のお宅 目の前のテーブルの上は日当たりがいいこともあり29.4℃ 奥のダイニングキッチンは30.9℃ 設定温度より6℃近く高い これこそエアコンの1つ目の落とし穴 エアコンは吸い込む空気の温度やリモコンがある場所の温度から 部屋の温度は大体こうだと判断している しかし実際の部屋には温度ムラがある エアコンの風が届かない場所や強い日差しがある場所の温度は エアコン設定温度よりずっと高くなっていても不思議ではない もう1つの落とし穴「湿度」 同じ温度の部屋でも湿度によって失われる水分量が違う 湿度の高い部屋 湿度の低い部屋 どちらが多く水分が失われる? 湿度や温度を自由に変えられる空気循環試験室で実験 同じ室温28℃で湿度の違う環境 A)湿度60% B)湿度40% 女性二人に2時間安静に過ごしていただき 前後の体重の変化を比較 どちらが多く水分を失われていたかをみる A)湿度60% 一人目 マイナス95グラム 二人目 マイナス40グラム 汗をかいているのが見た目でもわかった B)湿度40% 一人目 マイナス139グラム 二人目 マイナス97グラム 汗はそれほどかいていないが乾燥を感じていた 今回の実験では湿度が低い時のほうが より多くの水分が失われることがあきらかになった なぜ汗を自覚しない湿度40%のほうが より水分が失われていた? 汗は蒸発する時 身体から熱を奪い 体温を調節 湿度が高いと汗が蒸発しにくく体温が下がりにくい 一方 湿度が低いと汗がすぐ蒸発して体温が下がりやすい 一見安全に思えるがそれが落とし穴 温度が高めで湿度が低い場合 見えない汗がドンドン出ては蒸発しかくれ脱水が進みやすい エアコンをつけているからと言って油断は禁物 その使い方や状況によってはかくれ脱水が進行 そのまま水分を摂らずに炎天下に出ると・・・ 一気に脱水が進み熱中症になってしまう危険性もある エアコンは温度センサーで付近の温度を感知し 全体の室温を推し量っている 節電・熱中症予防 上手なエアコンの使い方 同じエアコンでもちょっとした工夫で冷え方に違いがでる エアコンを上手に使えば 熱中症になりにくく節電にもなる 実験を行った 全く同じ条件で作られた2棟の住宅 エアコンの使い方を比較し電力の違いを調べた 問題)熱帯夜にエアコンをどう使いますか? A)エアコンの設定は27℃で一晩中つけっぱなし B)25℃で2時間タイマー 暑くなったらまたつける 果たしてどちらがより節電になるのか? 効率の良い使い方は(A) 一晩で約3.3円 1ヶ月で約98円の節電 問題)部屋に熱気がこもっていた時 エアコンをどう使いますか? A)すぐにエアコンをつけ部屋を冷やす B)外気を入れてからエアコンをつける 2℃下がったところでエアコンを稼動した 31℃の室温を25℃にする効率のより使い方は(B) A)25℃になったのは約16分後 B)25℃になったのは約11分後 消費電力を比較するとBはAの約20% 1ヶ月で43円分の節電になる 問題)エアコンのあるところに室外機あり 室外機こそエアコンの心臓と言っても過言ではない あなたの家の室外機はどうなっていますか? A)直射日光が当たっている B)日陰になっている よしずでおおって実験 効率が良いのは(B) 日陰のほうが8時間で約1.4円 1ヶ月で約43円の節電になる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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