エリアマーケティングと釣りのおはなし

ここ数週間は仕事やなんやらでなかなか釣りに行けない状況なのでちょっと前になるけど7月2日のシロギス釣行のはなしを。

最近家族から歓迎されないシロギス釣行。理由は釣ったキスが冷凍庫に100匹以上残っているから。でもどうしても行きたい理由があったので決行しました。

キス船でいつもお世話になっているのは湘南片瀬のM丸。家が近い事もあり、受付開始時間に席取りを済ませて一度自宅へ帰り出船時間の7時45分に合わせ乗船するのが私のパターン。

この日も親方が来る4時半に受付に来たのですが、ソワソワというイヤ～な南風が。通常このパターンは高確率で強風に変わるのですね。

後々の揺れを考えたらトモ側がいいかなとも迷ったのですが、定席である右ミヨシに席を取りました。どうして右ミヨシかというとシロギスの鉄人I氏の指定席が左ミヨシだから。

鉄人I氏は相模湾のシロギス釣りでは右に出る者がいないという程の超がつく名人。（「シロギス＆鉄人」で検索すれば彼の凄さがわかります。）

結局この日は来られませんでしたが、ご一緒した時はポイントや状況などを鉄人と話しながら釣らせていただくのです。お蔭様で道具の良し悪しや仕掛けについて、更には海の状態に至るまでここ数年の間数々の知識をいただいた事には本当感謝しております。

受付を済まして家に帰りインターネットで船舶気象情報を見てみると既に大島で12mの南風が吹いているとの事。それでも仕事の関係上日曜日しか釣行出来ない身なので強行する事にしました。

実はこの日どうしても試したい事があったのですね。それはチドリ式天秤です。種類としては全誘導式なのですが、天秤本体にワイヤが通されていてそれにミチイトと仕掛けを直結する代物です。

私の竿は先調子で若干硬めの向こうアワセ。その為固定式天秤だとエサを咥えたキスがダイレクトに私の手の感触を感じてしまいエサを離してしまう様なのです。要するにすっぽ抜けです。

他のすっぽ抜け対処策としては針をヒネリのあるアスリートキス7号（本当は6号がいいのだけどどこへ行っても売っていない）を使用したり0.8mのクッションゴム（ヨリトリ）を付けていますが更に釣果を伸ばそうと考え付いたのがチドリ式だったのですね。

ちなみに最近「シロギス用クッション」なるものが売られていますが、個人的に言わせていただくとあれはちょっと太すぎるかなあと。確か1.2mだったと思いますがハリス0.8～1号にはバランスが悪いのでは。それよりも0.8mの「ミニヨリトリ」の方がいいと思います。

さて、強行釣行は定時（7時45分）に出船し、江ノ島より西側の通称団地沖からスタートです。
その時にはソワソワからフューフューな風なっていたのですが、吹きはじめという事もありまだ海はかき回されていなかったので一投目から順調にキスが上がってきます。

ただそれも最初の30分だけ。そこまでポツポツではありますが10匹釣上げ良いペースだったのが次第に魚の食いが悪くなってきました。

更にフューフューがビュービューに変わってきて船はシーソー状態。この日は12人乗船してましたが大半がゲロゲロ状態でまるで釣りにならず、私も（船酔いはしませんでした）8時半から10時半の2時間で7匹しか追加出来ませんでした。船長も「今日は最悪だあ。」という位でしたから。

10時半過ぎた頃に一端風が収まってから1時間でバタバタと20匹程釣上げ「さあ、これから」という時にまた風が吹き始め今度はビュンビュン状態で結局定時1時間前の12時に早上がりとなってしまいました。

釣果は38匹。滅茶苦茶な釣りでした。スタート30分で10匹、それから２時間で7匹、その後1時間で20匹、最後の30分で1匹とその差のなんと激しい事。
いつもの半分位しか釣れませんでしたがそれでもその日の船中トップでした。38匹がトップだったというのはいかに最悪の状況でレベルの低い争い？だったかおわかりになるでしょう。

で、チドリ式天秤の効果は？ですが、これが良かったのですね、実に。
まずアタリがビンビン伝わってきました。通常アタリがダイレクトに伝わり過ぎると魚がエサを離してしまうのですが、天秤のワイヤとその先のクッションが微妙に魚への感覚を軽減してくれたのですっぽ抜ける確率が減りました。

次回は良いコンディション下で目標である1本竿でショートシロギス（5時間）100匹超えを狙おうと考えていますが、相変わらず週末の天候は×で今日（土曜日）も台風の影響でウネリが入っている様子。

更に相模湾のキスは毎年7月頃になると釣果が下がってしまうので（相模湾は9～12月まではキス禁漁）100匹超えはなんとなく来年以降になる予感がしますねえ。

釣行記は次回釣行後にまた書き込みます。