雪印から何も学んでいなかった不二家。
これを見るまでもない話ですが、いくらコマーシャルをしててみんなが食べてても、役所が安全だといってても、加工食品の安全性は確保されていない、ということを私たちは知っておくべきでしょう。
前にも書きましたが、日本の一般的な市販のマーガリンや、殆どのお菓子やパンに使われているショートニングという植物性加工油脂(化学分子構造に水素添加してプラスティックのようなカビも生えない油脂がてぎる)は、心臓や血管の疾患、アレルギーその他の健康への悪影響が指摘されています。
ヨーロッパ各国ではずいぶん前から使用量などで制限されていますし、アメリカでも昨年から加工油脂に多く含まれる「トランス脂肪酸」の含有量の表示が始まったりしています。先ごろニューヨークではトランス脂肪酸を含むレストランでの使用が制限されましたし、スタバはニューヨークだけでなく、都市部から順次、食品や飲料に含まれるトランス脂肪酸を排除していくそうで
す。
知ってますか、アメリカのマックは既に揚げ油をトランス脂肪酸を減らしたものに切り替えているのです。日本はまだだと思います。日本のケンタッキーは日本のマックより更に良くない油を使ってきていたときいてましたが、アメリカからの指示なのか対策した油に切り替える話だそうです。マックのポテトや、ケンタのチキンなどを、たくさん食べると胃がもたれるのは至って正常な証拠ですね。
外食やスーパーの揚げ物などの食事が多いヒトは、トランス脂肪酸が多くて酸化した古い油脂による揚げ物を大量に摂取していますから、心臓、血管系の病気に気をつけてほしいと思います。新鮮なオリーブオイルで軽く揚げて岩塩をまぶしたポテトフライを作ったらヘルシーかも?
しかし、再雇用した元社員のパートに責任を押し付けたりしないで、記者会見で誠意を見せて自ら過ちを発表して対策を打ってたら、ここまで報道が大きくなることはなかったのにね。
撤退する勇気を持つことが出来ない雰囲気の会社だったのでしょう。
実はそういう会社は多いのです。大手企業も、社長の取り巻き腰巾着がいて都合の良い情報しか社長に入れなかったりしますからね。