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カテゴリ:健康
ミントとレモンバームのハーブティーです。さわやかで優しい香りです。 ■人間だけがしてしまう口呼吸 呼吸には鼻呼吸と口呼吸があります。しかし、人間以外の動物は口呼吸はありません。 口は呼吸をするための器官ではないのに、人間は口でも呼吸ができてしまいます。 人間以外の哺乳類動物は生涯にわたって鼻だけで呼吸をします。しかし、人類は 数百万年前、言葉を話すようになると、口でも呼吸できるようになってしまったのです。 口呼吸は、万病の元ともいわれ、人体の構造欠陥となっています。 人間も乳児は動物同様、鼻でしか呼吸できません。 しかし、一歳ぐらいから言葉を習得すると口呼吸できるようになり、子供は口呼吸できると うれしくて口呼吸ばかりしようとします。 母乳を飲むことで鼻呼吸が一生の習慣になるという説もあります。 おシャブリ(乳首型)や哺乳瓶でも同様でしょう。 早過ぎる離乳は未熟な胃腸を脅かすだけでなく、鼻呼吸の定着という観点からも 理に合わないのです。 おしゃぶりを3、4歳まで続けるべきという説もあります(歯並びに影響しない程度に)。 ■ 鼻は優秀な加湿機能付き空気清浄器 口でなく、鼻で呼吸する意味は大体、口には、ろ過装置がないのです。 鼻のフィルタ能力はすごいものです。鼻腔(びくう)から咽頭までは15cmもあり、 鼻から入った空気は4つもある副鼻腔を通る間に、ホコリや細菌などの異物を除去します。 同時に温められ、しっかりと加湿もされて、肺胞で酸素が最も吸収されやすい状態で 届けられるのです。 鼻腔や副鼻腔には血管が密集し粘膜に覆われています。広い表面積とたくさんの血管の おかげで、鼻は外から入ってくる空気を素早く温め加湿することができるのです。 ところが、口呼吸だと冷たいまま肺に流れ込みます。 食べ物もですが呼吸でカラダを冷やすことは負担をかけています。ホコリまみれで 冷たくて乾燥した空気が流れ込むと、ノドや肺は刺激を受け悲鳴を上げてます。 口腔内やノドは乾燥すると、細菌やウイルスが侵入し繁殖しやすい条件となります。 すると、粘膜に炎症が起きてしまい、菌やウイルスを直接取り込むことになるでしょう。 風邪などにもかかりやすくなります。 口呼吸で口の中が渇くと、唾液が不足して口臭、歯周病、虫歯の原因ともなるそうです。 更には、「すべての病気は扁桃リンパからの感染に始まる」ともいいます。 口呼吸を続けていると、細菌やウィルスが扁桃リンパ輪を攻撃して、その働きを低下させ、 白血球など免疫系に負荷がかかり、結果的に様々な病気を引き込みやすい状態になります。 口呼吸癖は自分では、なかなか気付きませんが、食べるとき音の出る人、横向き、 うつ伏せで寝る人、口を開いて寝る人は口呼吸をしているそうです。 美容にまで話は及びます。唇やその周りの筋肉が弱くなるので、口が開きやすく、 顔もたるみやすくなるのです。寝ている間も口があいて、いびきがおきます。 いびきもばかに出来ない症状であることはご存知でしょう。 今、小学生以下に至っては、8割が口呼吸をしている状況だということです。 ちょっと運動するとすぐに、はぁはぁと口呼吸になりがちなら要注意かも。 ヨガやピラティスなど鼻呼吸で呼吸のリズムを静かに整える運動の方が良さそうです。 --------- と、ここまでは今までアロマや整体で学んできた事でした。 しかし、もうひとつ大切なことに今朝、気付いたのです。 口呼吸になると嗅覚がほとんど働いてないでしょう。 嗅覚は大脳皮質ではなく辺縁系で直感し過去の記憶や潜在意識ともつながる感覚です。 それが働いてないと、スピリットと上手につながって過ごすにはさまたげになるでしょう。 アロマテラピーでの学びによれば、嗅覚で大脳辺縁系に刺激を受けると、視床下部や 脳下垂体から全身に向けてホルモンを活性化する指令が出ます。 鼻呼吸でよい刺激を受けていれば、自律神経のバランスも整えられ、心身も生き生きと してくることでしょう。 あなたも無意識に口で息をしていませんか。 あなたのカラダ・呼吸を意識できるのはあなた自身だけですから。 今日の夕焼け お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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