秋のたのしみ。完熟の柿ジャム
時の流れがあるこの世に生まれたならではの楽しみは多々ありますが、季節という贅沢な風情を楽しみ味わえる国はそれほどないのです。この国に生まれたならではの風情もたくさん転がっています。心から楽しまずしてなんとする、もったいないことです(笑)完熟した柿でジャムを作ってみました。前のいちじくジャムより砂糖少なめです。リンゴのジュースを入れてさわやかな酸味を加えました。完熟の柿は甘くて私は好きですが、食べない人が多いようで、四つで百円だったのです。で、即決、即買。ジャムになりました。方法は、種と皮をとって、中華鍋で砂糖と加熱しながら、木のスプーンでつぶすしつつ混ぜるだけです。昨日、街の中を散歩したら金木犀の香りに出会うことができました。かつては九月の終わりの花でしたが。十月の花になったんでしょうか。朝晩はようやく肌寒さを覚えるようになり、栗や梨も並んで、秋を感じる頃になりました。この瞬間に流れる時を季節として感じ、風物として愛(め)でる風土、文化を持つ、日本。今、ここに生まれたことの意味を知り、感謝したいと思います。 ☆ ☆ ☆この国に 選び生まれて 来た旅路高き空見て 心澄ませよ一陣の風 ススキたなびく 月夜には長き旅路に 立ち止まり時のうつろい 身をゆだねたゆとう心に 流れるは今だけの 贅沢な今 ☆ ☆ ☆