ずっと読もうと思いつつ1年以上ほったらかしていた宮部みゆきさんの『長い長い殺人』
やっと読み終わりました!
以前、『パーフェクト・ブルー』という、犬が語り部の作品を読みましたが、今度の語り部は財布!
無機物ですよ~!?
事件発生から、それぞれ出てくる登場人物がいつも身近に置いている財布が物語を語る。
面白い発想で、デビュー2年目に書かれたというのを聞いて、なるほど、チャレンジ作品だったんだなぁって。。
確かに中々苦労されたのではって言う後も見え隠れしていたような。。
どうしても後の作品ほどの流暢さがないので、最初は読みにくいなぁって思っていたのですが、これはこれで宮部ワールドの確立への過程を見れたかなって感じでした。
やっぱ切なかったのは『少年の財布』ですね。
子供のいうことを大人は信じてくれない。
時に子供は大人よりも偏見がないだけ、真実を見抜く力があるというのに…
そして少年の願いも虚しく…
ここが一番嫌なところでしたが、事件が起こった後はもう、どうやって事件解決されるのかに心が行ってしまった。
本当に長い長い殺人でした...
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