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カテゴリ:読書感想
春は別れの季節ですが、今日もまた別れがありました。 出会いもありましたが、極度の人見知り症で、人間不信、人間嫌いの私としては、出会いはあまり歓迎するものではなく、慣れ親しんだ人との別れはとても辛いものなんです。 って子供のようですが、やっと親しく慣れた頃には別れが来る… それが今の職場の特徴なのです。 (多分普通の人には当たり前の職場だと思いますが…) でも新しく来られる方ともよい連係プレーが取れるように、よい人間関係を作っていかなきゃ! 最近、読書感想と言えばマンガの感想ばかりですが… ハイ! マンガしか読んでませんのです…(^。^;) 成田さんのお次はわかつきめぐみさんの作品が読みたくなって買っちゃいました! わかつきめぐみさんと言えば、以前にも書いたかもしれませんが『So What?』は、あの主人公の女の子と同じように、周りのペースに合わせられないゆっくりな私にとってバイブルのような作品なのです。 作中作品の八重桜のお話… 主人公のお祖父さんが、周りのペースについていけない孫のために書いたお話で、「八重桜は他の桜より遅く咲くけど、ちゃんと虫や鳥たちは同じように歓迎してくれる。だから無理に周りに合わせる必要はない。自分の好きな時に咲いていいんだよ」っていう内容で、私もそのお話に救われたのでした。 今も周りから置いていかれるって思うことが多い私ですが、この話を思い出して、少しずつでも前に進めるのです。 そんな優しい作品を日本の昔からある美しい言葉で語ってくれるのがわかつきさんの作品の特徴。 絵もその作風にあってやんわりとした絵で… 子供の頃はちょっとシンプルすぎて、力抜けてる感じであんまり好きじゃない絵だって思っていましたが、今はこの柔らかさがいいんだなぁって思います。 中学の時の友達がわかつきさんの作品の大ファンで、その影響で知ったのですが、あれから○年経って漸くその良さがわかった私って、やっぱり他の人に比べて心の成長が遅いんだなぁって思います。 って長い前置きでしたが(前置きだったのか…)、そんなホンワカなわかつきさんの作品が読みたくなって、最新刊の『シシ12か月』を買いました。 土地神さまと一緒に住むシシが他の仲間たちと過ごす1年を、昔から日本にある年中行事と合わせて綴られています。 と言っても、内容は食べて呑んで騒いで・・・って感じなのですが… でも何かが繋がっていて、心打たれるのです。 何がって言われるとちょっと説明に困るのですが、小さな感動と言えば大げさになりますが、心をちょっとずつ揺り動かされていくような、ちょっとこそばゆいようなお話が多いですね。 そういうのが積み重なって、ほろりと来る瞬間があります。 このお話はスピンオフでして、先に出た『ソコツネ・ポルカ』という作品が主だと言うことを後で知りました。 と言うことで、こちらの方も買ってみたのですが… こちらはもっとストーリーがきちんとあります。 今時の(?)女子高生が、ある時時代に忘れられた土地神様とひょんなことから知り合い、土地神様に扱き使われている間に、日本人が忘れつつある古来からの『心』を知っていくと言うような話。 でもこういうストーリーって大様に時に押し付けがましくなっているものが多いですが、わかつきさんの作品にはそれが全くありません。 どの作品を読んでもそうなんですが、やっぱあの絵と口調でかなりやんわりとした表現になっているからでしょうね~。 なので読んでいる方としてもそんなに構えなくてもいいし、読む人が感じたままを受け取ってねって感じがします。 とにかくししが可愛かったです! ししのお友達も可愛かったけど… でもししが怒った姿は可愛くなかった…(^w^;) 恐かったし、不細工だったので、怒らせないように…な~んて。。 評判悪かったのか、一度しか出てきませんでしたけどね(笑) また別の作品も読みたくなってきましたよ。 日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 28, 2008 11:52:16 PM
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