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テーマ:彩雲国物語(445)
カテゴリ:読書感想
きれいごとでは政(まつりごと)は行えない。 そうなのかもしれないけど… やっぱりクリーンであって欲しいと思うのは現実世界でも同じこと。 理想に燃え、真っ正直に真っ向から正義を貫こうとしていた秀麗が、その本質に気付きかけ… でもいろんなことが水面下で秘密裏に何かが動き始めている。 そして王を追い詰め追い落とそうとする影。 王に沿おうとした若者たちがどんどん追い落とされ、老獪たちは何を企み、何をしようとしているのか判らない。 もう遅いかもしれない… 巻を追うごとに緊迫したストーリー展開で、咽喉の奥から何かがこみ上げそうになるのを抑えつつ読みました。 (ゲロではないです…お食事中の方、スミマセン…) スッキリしない… 先は気になるし、でも読みながらこれ以上追い詰めないでって願いつつ… でもこの先まだまだ辛いことは続きそうで… 願わくば、これだけツライのだから最後はハッピーエンドにしてって思ったり… 特に劉輝が可哀想で…王様は辛くても、秀麗だけでも彼のモノになってくれればいいのに…と応援しつつ、本編を読んでいると、秀麗の心は固く、難しそう… これだけこんがらがってしまったお話、どう解決させていくんだろうって言うのはきっと要らない危惧なんだろうなぁ~って思うほど、お話はスムーズに流れていますが、何分ツライ。 その中での救いは、それぞれのキャラクターがそのキャラに合わせた軽口を叩いていたり、ちょっと面白いことをしてみたり… そういう細かなところでホッとさせてくれるのは、この雪乃さんのストーリー構成の上手さかなぁって思います。 ホント、ティーンズ小説にしておくには勿体無いスケールの大きさで、いつもこういうストーリーを書いている人の頭の中ってどんなんなんだろうって考えてしまうのですが、物凄く頭いいのだろうな~って思います。 私のような単細胞頭には到底思いつけません! だから読む方でいいですわ(^。^;) 彩雲国物語の公式HPはコチラ彩雲国広報局 日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 28, 2008 01:59:51 PM
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