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カテゴリ:読書感想
母に頼まれて本を図書館で借りてきたのは、7月の初め頃だったか… 母はすぐに読んだんだけど、その後私が色々忙しくて読む暇なくて… 一応夏休み中貸してくださいねとは断っているので、無断延滞ではないのです(^。^;) 映画を観に行ったのは7月の頭。 今、本を読んでいても思い浮かぶ映像はあの映画の世界。 でも映画ではモノローグがほとんどないため(モノローグだらけなのも嫌だけど…)よくわからなかった心理が、本を読んで解明できてなるほど… あのセリフはこういう気持ちで言ったんだとか、あの行動の裏にはそういう気持ちがあったのねとか… どうも映画はそういうのがよくわからないところが多くて、観ていても正直「今は嫌な感情があるのかなぁ?それともあまり深い意味はないのかなぁ?」とか、極端なところでは「今同調しているのだろうか?それとも反抗的な気分なんだろうか?」って解らないところがありました。 特に一番の謎はちょっとだけ出てくるパパ。 この人とおばあさんの間には何か含むところがあるのか、それほど深い溝があるわけではないのか… こういった点が本を読んで明らかになりました。 なので、本を読んでから映画を観に行ったら全部に合点がいって観れたのかなぁ~って思います。 でも私は原作を読まずに映画を先に観て良かったと思います。 映画を先に観ていても、やっぱり原作を読んでいると自分の思い描く世界が出来上がってきて、映画とちょっと違うなぁって感じてしまうところがあります。 きっと先に原作を読んでしまうと、もっと自分なりの世界観、おばあちゃんやまいのキャラクターが凝り固まってしまって、映画を素直に受け入れられなかったでしょうね~。 それはそれで、映画の世界も美しかっただけに勿体無いような気もします。 なので、映画を先に観て、原作読んで、もう一度映画を観る…それがいいかもしれません(笑) 昨日、偶然水島かおりさんのブログに行き当たりまして、見てみると『西の魔女が死んだ』の映画の情報が… 何でこの人が?出てなかったよね?って思ったら、脚本書いてたんですね~。 そんなことも(興味が無いので)知らなかった私… 拝見させていただくと、裏話が書かれていて興味深かったです。 ストーリーは、以前映画の感想のときにも書きましたが、私はまいととても似ている部分があるので、共感できる部分が多かったです。 今は大分大人になっているので、子供の考えだなぁって思ってしまう部分もありますが、きっと10代の頃にこの作品に出逢っていたとしたらドンピシャだったでしょうね。 原作を読んでいると、おばあちゃんの暮らす世界は理想的で素晴らしい…でも現代社会…特に今の日本で生きていくには街中の現実社会に戻っていかなければならないっていう、理想と現実のギャップを物凄く感じました。 多分、多くの日本人…現代人が抱えているかも知れない郷愁感なのかもしれません。 まいは本の中でそれをホームシックと呼んでいましたが、私の他にもこういう風に感じている人がいたんだ…って、この本を読んで初めて安心したと言うか… 何度かここの日記でも書いたことあったかもしれませんが、物心ついた頃からそういう心臓をギュッと鷲掴みされるような苦しいような切なような感覚に襲われることがあったのですが、何度か周りの人にそれを訴えたけど、あまり理解してもらえなくて… まぁ私の場合特に水に濡れて身体が冷えたりとか、雨の日だったりとか、水や湿度に影響されることが多かったので、同調してもらえなかっただけで、けっこうそういう感覚を抱えている人はいたりして…なんて思ったりしました。 それともやっぱり私もまた「魔女の孫」だからなんでしょうかね~σ(^-^;) 日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 27, 2008 03:59:40 AM
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