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カテゴリ:読書感想
アニメ映画化されたときには全く興味がなかったのですが、冬休みに何か読みたいと思って図書館から借りてきた1冊でした。 あのテレビCMで観ていたアニメは頭に無かったのですが、読み始めて「ああ、あれか…」って。 子供向けのヤギとオオカミのほのぼのストーリーだと思っていましたよ。 それがこんなに悲しくも切ないストーリーだったなんて… 最後は号泣です。 ヤギとオオカミ、食べられるものと食べるもの。 本当は相容れない者同士がうっかりと友達になってしまった、嵐の夜に… そう、本当にうっかりとしか言いようがない間の抜けた出会いだったのに、種族を超え、互いに一番の理解者となってしまう2匹。 ただ楽しく愉快に順風満帆なわけではなく、誤解があったりケンカしたり時に八つ当たりしたり… でもそれを乗り越え、益々深まる2匹の絆。 しかしその2匹の行き着いた先はあまりにも過酷で切ない結末。 やっとたどり着けたのに、何故そこでハッピーエンドじゃないの?? あの結末だったからこそ、物語がより美しくなったのかもしれないけどね~。 でもやっぱ悲しすぎますわ~~。。 心温まるハートフルストーリーと書かれていますが… う~ん、ラストは心温まるよりもやっぱり悲しくて泣いてしまいましたよ! それでもとても純粋な想いの通い合いを感じましたね。 人の恋愛もこれが理想なのかもとも思ったり… 紆余曲折は付き物だけど、それを乗り越えてお互いの絆を深めていくっていうのが、とても単純ながらも難しいのだと思うけど… 特に今は利害が先に立ってしまいがちな世の中だからね~。 ところでこの著者、私はずっとお笑いのキム兄(木村祐一)だと思っていました。 同姓同名(「ゆう」の字は違うようですが…)の別の作家さんだったんですね。 失礼しました… 日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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