(BN2004)そろそろ書こうか…「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の感想…
ネタバレはしないように気をつけるつもりですが、とても気になる…というような、あらすじにあるくらいの内容は書くと思いますので、前知識なく読みたいという方は、ご遠慮なされた方がよろしいかと思います…(*- -)(*_ _)しかし時間がかかった…忙しいというのもあったけど、最後の方になると、読み終わってしまうのが勿体無くて、ちょっとグズグズしていました… だけど上巻は時間が掛かった…かつてこれほどまでにあったかというくらいハリーはどん底で、虐められまくってます… 初めてホグワーツにいたくないと思うほど…そしてハリー自信もイライラが募って、反抗的に… これは思春期だからなのか、『例のあの人』のせいなのか…?思わず、 ♪Boy, boy, crazy boy, Get cool, boy! Got a rocket in your pocket, Keep coolly cool, boy!と歌ってあげたくなるような…(逆なで? しかも映画違うし…(映画「ウェストサイド・ストーリー」の「cool」より…(今回はハリーに感情移入するというより、ちょっと客観的に読んでしまった…しかし、下巻に入ってストーリーは大きく展開します…!(上巻は最初ッからストーリー展開してますが… シリーズ最大の危機…正しくその通り!!う~ん、言いたいけど、絶対言えない… 違う視点から…結末を読む前、ストーリーを追いながら、感じたことだけど… 主要登場人物に対して色々感じたこと…ハリーについてはちょっと書いたけど、その周りの同級生達も成長している。特に大きな成長を果たしたのが、ネビルかなぁ~ 最後にはこのネビルとハリーの意外な接点も明らかにされるけど、それはまた、別のお話…それからスネイプは、ちょっと可哀想だと思った…シリウスおじさんは、3巻で登場した時からカッコイイおじさんだと思っていたけど、今回はみんな(特にハリー)がいると上機嫌で、独りぼっちにされると拗ねて…ちょっと子供みたい…と思った。 でも愛すべきキャラクターだ!ハグリットは…今回ちょっと腹立たしいことが…ロンのお兄ちゃんのパーシー…私の口からは何も言うまい…魔法大臣のファッジ…お前が諸悪の権現か~と言いたくなるような…(ちょっと違うけど… その他も、色々今までに出てきた懐かしい人たちもチラホラと出てくる…で、物語は色々な展開を起こしつつ、進んで行くんだけど、やっぱりクライマックスのあのショッキングなことに比べたら… えぇ~、あの人がぁ~~~!!!??? これ以上は何も言えません… 3巻で、スキャバーズの正体を知った時の1000倍くらいの衝撃を覚えました…とだけ言っておきます… それから帯に書かれていますが…「その時が来たようじゃ」ダンブルドアが言った。「五年前に話すべきだったことを君に話すときが。ハリー、お掛け。すべてを話して聞かせよう・・・・・・」今解き明かされる真実… すべての謎がここに?今回のストーリーはラストに全てが集約されていますが、ラストから読まないほうがいいと思います… 今までのストーリーは、物語の進行に合わせてジワジワと…って感じでしたが、確かに何かの躍動を感じつつ、全てはラストで一気に動くという感じです… 確かにシリーズ最高傑作…(これ以降のストーリーが出ていない今の段階では…ということですが…最後にどうしてハリー・ポッターの物語がこんなに面白いのかというのを読みながら考えていた。 登場人物がとても立体的に描かれてると、読んでて思った。はじめに映画を観てから読んだからかもしれないけど、それだけじゃなくて、読んでる文章がそのまま頭の中というか、目の前で3Dとなって現れているような気になってくる…私ではうまく表現できませんが、本編を読み終わった後、訳者の松岡佑子さんのあとがきを見て、なるほどと思った。 このあとがきは、是非とも本編を読み終わった後に読んでみていただきたい!例のショッキングなことを書いたときの作者の様子とかも書かれていて、本編を読んでるとき以上に、胸が詰まる思いがした。 よく、人気作品では、熱狂的な読者が、自分達の思い通りにストーリーが運ばないといってはすぐに抗議文とかを作者宛に送ったりしているけど、作者だって、ストーリーを展開させていく上で、わざと意に染まらない展開を書かなくてはいけない時があるんだっていうのが改めてよくわかった。 誰もおもしろがって、酷い展開を考えてるんじゃない…そう思えば作家も楽な仕事じゃないね~(当たり前だけど… 何かを生み出す仕事っていうのは、本当に大変だ… 暫くは、余韻に浸りたいので、別の本は読めないかも…