年越しと彼女考
☆「まだはもうなり、もうはまだなり」☆先日、京都駅烏丸口で彼女と待ち合わせた。ちっこいのが改札口からテケテケ現れた。やはり、いつも通りだ。彼女とは、昨年のヨーロッパから帰国して以来だから1年ちょいぶりに会う。彼女と言っても、これは語尾が上がる「カノジョ」ではなく、某お役所で働く友人だ。腐れ縁とも言うべきか。旅好き、無茶好き、ノンフィクション好きの三拍子揃った面白い子である。しかし、濃厚な関係はカノジョ以上かもしれない。なぜか、ここ2年間、年越しは彼女と一緒だ。年末になると彼女は原稿に困ってて、クリスマスを過ぎ、暮れも押し迫ったあたりに「あの~」と、電話がかかってくるのだ。なにもその時期じゃなくても…とは思うのだが、なんとなく断れなくて電話とメールで文章の校正を1年の最後に手伝っている。 (まあ、たいして断るつもりもないが)これまでの経験では、だいたい年越しそばを食べる頃が彼女からの原稿が届く時間帯だ。しかし、なぜにそんなに仕事をしているのか?別にキャリアウーマンなわけではない。むしろ逆の印象が強い。土に近い。さて、今年もきっと…手帳に12月31日の予定は入れておこう。