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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:ペットボトル・缶飲料
そのうち、こういう商品が出るんじゃないか、と思っていたのですが、やっぱり出ました。
サントリーの「やさしいウーロン茶」。 本日発売。 →サントリーの商品紹介 どのへんが「やさしい」のかというと、まず、カフェインが低めになっています。 さらに、子供でも飲めるように渋みなども減らしたのだとか。 いわゆるチャノキ(カメリアシネンシス)で作られたお茶であれば、カフェインが入っていて当たり前。 というか、カフェインが入っているからこそカメリアシネンシスでしょ。 ・・・というのは、お茶をある程度知っている方の反応。 そうは言っても、一般的にはお茶に含まれるカフェインの影響を気にする方は多いようで。 Googleなどでも、「中国茶 カフェイン」というキーワードで検索している人が多いみたいです。 そのへんのマーケットの声に応えた商品というところでしょうか。 そもそも、カフェインとお茶の関係は、結論を言ってしまうと、 ・カメリアシネンシス(いわゆるチャノキ)から作られたお茶である限り、カフェインは含まれる。 ・どうしても摂取したくないのであれば、茶外茶を飲むしかない。 ということになります。 コーヒーのように、デカフェのお茶というのもあるにはあるようですが、カフェインを取り除く工程で風味が失われてしまうようで、あんまり美味しいものではないようです。 カフェインを抑えてお茶を飲みたいという場合は、 ・カフェインは芽の部分により多く含まれるので、それ以外の部分を使っているお茶を選ぶ ・カフェインは高温だと抽出されやすいので、低温で抽出する ということを念頭に置いて、お茶を選ぶ&淹れるということになります。 ちなみに焙煎をすると、多少減るには減りますが、ごくごく微量でほとんど大差ないようです。 「焙煎してるので、低カフェインです」と言っているのは、かなり眉唾であります。 #ちなみに、私も夜にお茶飲むと眠れなくなる方です(^^;) そういうことを踏まえて、このお茶です。 どうやって低カフェインを実現しているのかですが、説明書きによると、どうやら茶葉自体に細工をするのではなく、抽出法で実現しているみたいです。 ”二段選択抽出製法”と名付けられているようですが、おそらく高温抽出と低温抽出の組み合わせではないかと睨みました。 低温だけでは時間がかかりすぎる上に、香気成分の抽出が不十分になります。 また、カテキンの抽出も進まないので、最近のウリであるOTP(ウーロン茶重合ポリフェノール)が出てきません。 そんなわけで、短時間の高温抽出+長時間の低温抽出の組み合わせで、味と効果とカフェインのバランスを取ってクリアする方向なんでしょうね。 さて、肝心のお味です。 飲んだ感覚としては、普通の烏龍茶と麦茶の中間のような風合いのお茶です。 渋みや苦みなどは少なく、確かにこれなら子供でも飲める味ではないかと思いました。 とはいえ、普通のサントリー烏龍茶と比べると、やっぱり香りの出方・余韻が少なく感じます。 また、全体的に味の輪郭がややぼやっとした感じになります。 おそらく、カフェインをどこまで落とすかと味のギリギリのせめぎ合いで、このへんの味に落ち着いたんだろうと思います。 通常のものより、カフェインを最大で約70%落としているというのは、インパクトがありますし。 麦茶代わりに安心して烏龍茶を!という意味では、いいトライなのではないかと思います。 今回はおそらくトライアル的な商品なのでしょうが、2リットルボトルが廉価で出回るようになったら、わりと一般家庭に普及するやもしれません。 それにしても、抽出法で低カフェインを実現するというのは、飲料メーカーだからこそのアプローチなので、なかなか面白いですね(^^) にほんブログ村 こういう提案を出来るサントリーさんは、さすがだと思います 楽天最安値に挑戦中〔飲料〕2ケースまで同梱可★サントリーやさしいウーロン茶500P 1ケース24本入り SUNTORY(ペット) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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