|
カテゴリ:ペットボトル・缶飲料
最近、キリンが推している「別格」シリーズ。
日本茶、コーヒー、ジンジャーエールが先行して発売されていましたが、本日、待望の中国茶バージョンが発売されました。 黄金鉄観という名前から想像できるように、福建省安渓の烏龍茶・黄金桂と鉄観音をブレンドしたお茶です。 鉄観音は安渓どころか中国を代表する名品種。 香りと味わいのバランスが素晴らしい品種です。 黄金桂は安渓の中でも香りの高さで知られる品種です。 色々な別名がありますが、”透天香”という名前もあるように「香りといえば、このお茶」な感じです。 説明書きを読むと、中国茶フリーク的には「黄金桂を希少というのはちょっと違うよな」とか「青茶を(せいちゃ)と読ませるのはどうなのか?」とか「桃の香りの鉄観音って、かなり発酵度が高くないといけないぞ」とか、色々疑問を感じる部分もありますが、まあ味が問題です。 原材料表記を見てみると、香料を使わず、茶葉のみで勝負しているようです。 このへんは好感が持てますね(^^) なお、茶葉のブレンド比率は、黄金桂が67%に鉄観音が33%とのこと。 ”黄金比”だと説明書きにはありますが、品種の特性を知っていると「?」と思うところではあります。 説明書きだけ読むと、色々ツッコミどころがあるのですが、問題は味です。 水色を見ると、色は浅めで爽やかな清香タイプのお茶のようです。 冷えた状態で飲みましたが、飲んだ瞬間に口の中に香りが広がります。 少し戻りの香りに黄金桂の特徴であるかすかな乳香も感じ、黄金桂の特徴が良く出ていると感じました。 味はしっかり抽出されていて、濃いめです。 「別格」シリーズの商品全般に共通する部分ですが、ゴクゴク飲むタイプではありませんね。 飲み終えた後の余韻も缶飲料とは思えないぐらい長く残ります。 茶葉の品質的にも良いものを使っているようで、確かにこのジャンルの中では「別格」かも、と思います。 ちょっと思い立って、温めて飲んでみました。 すると、これが大当たり。 香りが一気に花開いて、黄金桂の特徴であるキンモクセイのような花系の香りも引き出されてきます。 マグカップに空けて飲むと、香りが籠もって聞香杯と同じような感覚になります。 味も冷たいと濃さが渋みとして感じられることもあるのですが、ホットではそのような感覚が無いので、大変飲みやすく感じます。 「別格」シリーズはホットでも対応できる缶なので、ホットで飲む方がよりオススメですね。 お値段はちょっと贅沢な200円+税ですが、外出先で「そこそこきちんとしたお茶を飲みたい!」というときには良いかもしれません。 これから寒くなる時期には重宝しそうです。 なによりも、手を伸ばしやすい缶飲料です。 香料などを使わずとも、お茶は茶葉だけでこんなに豊かな香りが出せるのだ、というのを多くの人に知ってもらう商品になれば良いな、と思います。 にほんブログ村 「別格」シリーズでは、これが断然オススメ! 希少な黄金桂と鉄観音の茶葉だけで淹れた、「別格」な青茶。キリン 別格 黄金鉄観 ボトル缶 375g お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.19 00:36:02
コメント(0) | コメントを書く
[ペットボトル・缶飲料] カテゴリの最新記事
|