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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2015.05.04
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カテゴリ:茶の販売店・茶荘
上海茶城めぐり、続きましてはこちらへ。

天山茶城



2002年にオープンした、日本人にもお馴染みの天山茶城です。
地下鉄で行こうとすると延安西路駅から徒歩15分ほどかかりますが、日本人の方が多く住んでいるエリアに近く、バスの便もあるので、身近な茶城なんだろうと思います。

オープンから拡張を繰り返していて、現在では400弱の店舗区画があるそうです。
運営している企業は新江湾茶城と同じ、福建系の大不同集団です。
#大寧も福建系ですし、上海の市場は福建系が押さえてるなーという感じですね。

設備的にはかなり古い感じですが、各店舗が比較的小売りに力を入れてきた面があるのか、観光客でも買いやすい雰囲気があります。

茶城は基本的に卸を重視するので、斤単位の量り売りが基本です。
しかし、ここでは綺麗な小袋に入った小分けパッケージを用意して、それを店頭に置いているところもあります。

また、お店が積極的に呼び込みをしているのも特徴です。
他の茶城では、お店を覗き込んでも、何のリアクションも無く、入店の機会を逃すことも多々あります。
が、ここはお店の方と目が合ったりしたら、間違いなく声がかかります。
これだけで入りやすさが全然違うと思います。

また、各国の旅行客がよく訪れるそうなので、外国人慣れしています。
中には日本語や韓国語、英語で呼び込みをするお店や、日本語の看板が出ている店まであります。

他の茶城には、まず無い特徴ですね(^^;)



天山茶城には滞在中、2度行きました。


1回目は、あまり考えず、色々なお茶を扱っているお店にテキトーに入ってみました。

テキトーに入ると、やはり結果もテキトーでして(笑)
茶農家出身では無く、色々なところからお茶を引いてきている茶商だったようです。

龍井茶がやっぱり売れ筋なのか、品揃えを多めにしていました。
他のお茶は、1種類か2種類程度のロットを準備している、という感じのようです。

龍井を薦められましたが、もう買った、というと、安吉白茶を薦めてきます。
これまた買いました、というと今度は碧螺春を薦めてきます。
これは自信がある、と。

茶葉を見せて貰うと確かに良さそうなので、試飲しました。


・・・おお、これはなかなか良い(^^)

細かな芽を使っていましたが、しっかりした味わい。
特に香りが素晴らしい感じです。

お値段を聞いてみると、うーん、大体相場通りに良いお値段ですね(^^;)

人民元の手持ちが少なかったので、少しだけ買おうとしたのですが、それだけしか買わないの?とかなり粘られます。

まあ確かに良いお茶なので、押さえても損は無いか、ということでお財布に入っている人民元の分だけ購入。
これでお財布はすっからかんに。1回目の訪問はこの店だけで終了となりました。


量の追加要求には参りましたが、テキトーに入っても、相場通りのお値段を出すと、ちゃんとしたものが手に入るのは良心的だと思います。

天山茶城は、おそらくどこへ入ってもこんな感じなのかも、と思います。
普通に買うなら、この店じゃなきゃ絶対ダメ、は無いと思います。



で、2回目は帰国前に立ち寄りました。
安徽省系のお茶を購入していなかったので、それを探しに。

2階のフロアを歩いていると、六安瓜片の大きな看板が目に入りました。

私、六安瓜片、好きなんですよね。
茶摘みの時期が少し遅いお茶なので、新茶があるかどうか・・・

と、店頭の茶葉サンプルを見てみると、新茶を発見!
しかし、お値段がかなり高め。50gで280元と書いてあります。

うーん、さすがに1斤2800元は、ちょっとな・・・(^^;)

と思っていると、お店の方が声をかけてきたので、六安瓜片の新茶はこれだけ?と聞いてみました。

すると、もうちょっと安いのも来てるよ!と、お店の中から別のサンプルを持ってきてくれました。

茶葉を見ると、なかなか良さそうな感じです。
お値段を聞くと、ピンと来る感じの、程良い頃合いのお値段でした。

試飲してみる?とのことだったので、試飲をさせて貰うことにしました。


話をしてみると、安徽省出身の方が経営するお店で、安徽省のお茶なら、うちに任せて!とのこと。
人柄的にも、大変実直で真面目に取り組んでいる感じの方でしたね。

これは多分、当たり。

と思っていたら、偶然にも、日本の有名な先生も通っているお店だったようです。

・・・だんだん、茶城での鼻が利くようになってきました(笑)

 

飲ませて頂いたお茶は、久しぶりに美味しい六安瓜片を飲んだな~という大満足のお味。
喜んで購入しました。

今度来るときは、太平猴魁や祁門紅茶など、他の安徽省のお茶も飲ませていただこうかと。
ちょっと通いたいお店でした。


中にはこういう実力派のお茶屋さんも入っているので、一概に「観光客向けの茶城」とは括れませんね。
この茶城だけでも探検のしがいがありそうです。


天山茶城
住所:上海市長寧区中山西路518号
交通:地下鉄3号線・4号線 延安西路駅から徒歩15分


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なかなか奥が深そう(^^)






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Last updated  2015.05.04 21:36:14
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