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カテゴリ:読書と自分と
ふーいん解除 ひさびさに、マンガねた。
で、あさ・がおのマンガねたは、マジで笑えないというウワサでね。。。。めんね。 2~3年に一度くらいの割合で、「名作」なマンガに出会えるのは、とても幸福なこと。 昨年であったマンガにも名作があって、 吉田秋生さんの「海街Diaryシリーズ」は、まごう片抜き名作です。鯛小判! 海街diary 全巻セット(1-4巻 最新刊) / 漫画全巻ドットコム あたちの場合の名作の基準は2つなんだけど、 1.泣けた。 2.元気が出た。 これだけで、じゅうぶん。 正直に申告すると、 「海街Diary」は3巻がでるまで、手にとらなかった作品。なんか、このセンセが、中坊の物語を書くなんてことが、違和感が大きかったので。 いままでの作品の主役ってさ、ニヒルとかでなくって、暗い過去をショイコンジマッテ笑えない(=笑わない、笑うことが許されない)人が多かったので、笑わない中坊なんて、見たくもないと・・・。 でも、デビュー作から読んでいる(※1)作家さんだから、読まなきゃ、悪いかなぁ、って。 読んでよかったです。 複雑な思いを整理できないんですけど、秋生せんせにも、こんなに豊かな人間性が残されていたのね、っていうと、世知辛いけど・・・。 「クールで通してきたロック歌手が、はじめて素顔を見せた」みたいな驚きもあるけど、それ以上に、作家さんが素直になれば、物語は、すこやかに、たおやかに、膨らんでゆくんだなぁ、って。 本日4巻を読んで、もうここまででも、名作です。この先があることが、なんとしあわせなことか。 この物語の舞台は、鎌倉です。 同じ鎌倉を舞台にしたドラマをCXがコイズミ主演でやってる「ブービーの恋」だったかな、 今日も見てみたけれど、なんか淀んでいる感じがする。 きっと、素直になれない大人の役が、いっぱいあるからだと思う。 あのドラマの毒っ気になじめないひとは、「海街~」を読んだら、素直に戻れると思う。 吉田秋生さんのまんがは、かなり読んでいるんだな。 これは、かなり不思議なご縁なんだけど、 知人が捨てようとしてした古マンガ雑誌の束を、横どりして読んだなかに、 吉田さんのデビュー作があったんだな。 同じ束のなかに望都せんせの「11人要る」もあったけど。 で、笑顔がないといえば、思い出すのが、奈良美智さんのイラスト、 http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=slv1-necpc7&p=%E3%83%95%E3%82%AD%E3%82%B2%E3%83%B3 1970年のあとに、笑えない世代が横たわって・・・って、 WIKIでみたら、同じころに、秋生センセも奈良産も、ムサビに在籍してたみたい。。。 手塚センセも、北杜夫センセも、談志シショーも、 あたちはかってに、そんけーしていて、あこがれてして、 でも、いちども、ナマでみたことないけど。 吉田秋生センセもお会いすることなく、終うかもしれないけど、 あぁ、「海街~」が読めてよかったと、思う今日です。 みんなも、読んだほうがいいよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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