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カテゴリ:読書と自分と
さて、「愛読書」って、 一生に何回くらい読む本なんだろう。。。 というお題。
10代で読んだ本を、その10年後に読んでも、 「そうそう、こんな展開だったよね」ってのが、だいたい記憶に残っていて、 再読という印象があって、新鮮味にかけていたものだ。
が、50の大台にのってからは、 10代で読んだ本なんか、おぼろな記憶しかなくって、 ほぼ、初読のような感動がある。 ほんの10年前に読んだ本でも、似たようなものだ。
星新一さんの作品に、 24時間後には記憶がリセットされて、同じ本を何度読んでも「幸せ」を感じる人がでていた。 (この本は、10代で読んだはずなのに、骨格だけは忘れていない。)
でもって、 自分が愛読書ときかれて答えるのは「深代惇郎の天声人語」という一冊なのだが、 8年ぶりで読みはじめてみたら、 予想以上に記憶が薄れていて、新鮮に愉しむことができている。
はじめて読んだのは中学の3年か、高校の1年だったと思う。 その後、10年に2回くらいで読み返してきたはず。 「磨きぬかれた文章」という印象を、30年以上、ずっと受け続けている。
同じ時期に惚れぬいたブラッドベリィも、 読み返してはいたが、3回くらいであとが続かず。
萩尾望都さんや、神崎正臣さんは、 記憶は残っているけど、何度も読み返しています。
で、愛読書って、 何回くらい、あるいは、何年に一度くらい、読む本のことなのかなぁ、 と、ふと、思い巡らす秋の入口。
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最終更新日
2016年03月27日 03時25分18秒
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