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2014年09月04日
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カテゴリ:読書と自分と

 

さて、「愛読書」って、

一生に何回くらい読む本なんだろう。。。 というお題。

 

10代で読んだ本を、その10年後に読んでも、

「そうそう、こんな展開だったよね」ってのが、だいたい記憶に残っていて、

再読という印象があって、新鮮味にかけていたものだ。

 

が、50の大台にのってからは、

10代で読んだ本なんか、おぼろな記憶しかなくって、

ほぼ、初読のような感動がある。

ほんの10年前に読んだ本でも、似たようなものだ。

 

星新一さんの作品に、

24時間後には記憶がリセットされて、同じ本を何度読んでも「幸せ」を感じる人がでていた。

(この本は、10代で読んだはずなのに、骨格だけは忘れていない。)

 

でもって、

自分が愛読書ときかれて答えるのは「深代惇郎の天声人語」という一冊なのだが、

8年ぶりで読みはじめてみたら、

予想以上に記憶が薄れていて、新鮮に愉しむことができている。

 

はじめて読んだのは中学の3年か、高校の1年だったと思う。

その後、10年に2回くらいで読み返してきたはず。

「磨きぬかれた文章」という印象を、30年以上、ずっと受け続けている。

 

同じ時期に惚れぬいたブラッドベリィも、

読み返してはいたが、3回くらいであとが続かず。

 

萩尾望都さんや、神崎正臣さんは、

記憶は残っているけど、何度も読み返しています。

 

で、愛読書って、

何回くらい、あるいは、何年に一度くらい、読む本のことなのかなぁ、

と、ふと、思い巡らす秋の入口。

 

 

 






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最終更新日  2016年03月27日 03時25分18秒
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