感想文って、じつは、とても、むずかしい。
(以下は、『サーカスナト』とは関係のない、想像上の文例です。)
1)ストーリー全体について、自分が感想を書くとすると、
「どこにでもあるようでいて、じつは、なかなか出会えない」とか、
「作者の非情に、反感を覚える」「こんな結末ありえない」なんてことに、なっちまう。
「非凡なストーリー展開の妙」なんてのも、上から目線で、変なかんじ。
物語の外から目線になってしまう。。。
2)登場人物への、自分の思い入れを書くとすると、
「際限のないやさしさに感動」「折れないこころに尊敬」「臨機応変、柔軟な対応にあこがれ」、
「こまやかな心配りに、脱帽」「スケールの大きな人間性」・・・。
とか、かくのかなぁ。。。
で、「自分もこうありたい!」と。
一歩踏み込んで、「こんな素敵な人物と出会わせてくれて、作者さんに感謝!」とかね。
3)情景風景というか、背景となる社会というか。。。
「中世農村のリアルな日常」「いまどきの高齢者が立ち向かう、いまどきのご近所問題」
「窓際に押しやられたはずの、南の島での1か月」
なんか、感想文のテーマの見つけ方を書こうとおもっていたのに、
帯の惹句みたいに、なっちまう。。。
感想というより、推薦文?
というような、失敗をへて、今回も箇条書きで、書いています。
では『サーカスナイト』へ戻ります。
「いろいろな人がそうやって、
今はいない人に話しかける言葉はきっと目に見えない花になってどこかで咲いていると思う。」(P26)
・・・だまって消え去るような、軽いことばじゃ、ありません。 って、意味かなぁ。。
・・・目に見えないけど、つもっているさぁ。。。
「だけれど、子どもを作り、籍を入れて、そうして毎日寄り添っているうちに、
形から入ったのに夫婦みたいな確かななにかが、芽生えてきていた。」(P31)
・・・よい友人だと思っていた二人が、差し迫った事情から、形式的に夫婦になって、、、。それでも、ちゃんと、「ほんとうの夫婦」になったと、言うんだけれどね。 そういうことも、あるだろなぁ。
・・・きっと、確かな予感や自信があったんだよ~。
・・・(実は、お互いに気づかなかったけど、それ以前から惹かれあっていたんだね。。 って、転回。。)
「思いやり合って、調整して、怒っても間を置いて、いっしょにいい時間を作ろうとする力。
うまくいくお見合い結婚ってこういう感じなのかも、」(P31)
・・・はいはい、ごちそうさん。。。
つづく、