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カテゴリ:読書と自分と
・・ところで、この本のタイトルの「サーカスナイト」とは、何をさす言葉なのか、と、考えた。 本文中には、「サーカス」という単語は出てこない。 「夜」の場面も少なく、どちらかというと、ランチタイムの食堂や、ガーデンパーティーとか、 お昼の場面の印象が強い。 ・・あえて、印象的な夜の場面は、終盤のバリ島のリゾートの中庭の夜なのだが、 さらりとしていて、そんなに、重要な場面ではないよう。
・・ばななさんは、やさしい朝の風景に、出口を見ているように思える。 短編集「とかげ」のあちこちにある「清涼な朝の開放感」や サーカスナイトでは「出産直後の赤ちゃんとの邂逅」や。。。 荒れ狂う夜が明けるとき。 なんらかの辛い環境が夜の場面で語られて、 問題が収まると、朝や昼間の場面が多くなる。 というのが、ばなな流のように思う。 夜は、若い人の暴走や渇望で、朝は、それらの終焉かも。。。
・・で、本件の「サーカスナイト」は、 大きな問題がかたづいて、 さて、これから何がおこるのか、と、 まわりで、何が起こっていたのか、と、 視野がひろがる時期の物語。 ・・夜は終わり、朝も明けて、のんびりとした昼寝から、目覚める時間が来ている印象、かな。 こんな理屈が通るなら、タイトルは「サーカスナイトが明けてのちのできごと」とかのが、 適当ではないかなぁ。。。 あ、肝心なことを、忘れてた。 そういうタイトルの歌があって、そこが起点になっているんだった。 だから、「曲のタイトル」としての言葉で、 その歌を聴けば、答えがあるのかなぁと。。。
きいてみて、ヒントがみつかったら、つづきを、書きます。 見つからなかったら、コナママ・トンズラー、かもね。。。
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最終更新日
2016年03月23日 23時29分03秒
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