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カテゴリ:読書と自分と
つい最近まで、本に向かえない暮らしが数年ありました。 2月の再開から3冊目、やっと、なんとなく、本に向かう姿勢がととのってきました。
今はちょうど、半分を超えたあたり。 心が開きはじめた感じです。 興味と好奇心と、そういったものが、この本を信頼しています。 期待を裏切られることがないと。
で、『新・おとなの流儀 威張ってはいかんよ』は、実はシリーズの2作目、 『おとなの流儀』が、1作目。 それは、2000年よりは前の本。 楽天市場で検索しても、画像はなく、古書扱いのみ。 近い時季に、1作目も読みたいと思い、わが市の公共図書館の蔵書検索をこころる。 便利な時代である。ネットであたれば、すぐに、確認がとれる。 興にのって、自分とこの隣接する自治体の蔵書検索もしてみる。 1作目も2作目も、けっこう、置かれています。 さすが常盤さん、直木賞作家。 でも他の作者さんの『大人の流儀』もあり、ここは要・注意です。
「『テンダー・モメンツ』 常盤新平さんは、いい言葉を教えてくれる。」 と、早速に常盤さんの言い回しを真似してみる。 文体とか、表現とか、ではない。 語りかけか、語り口か。 ちかしく、話しかけられた気分になった。 テンダー・モメンツの説明からして、やわらかく、そして、充に分。 「清水先生のことを思い出すと、ひとりでに微笑がわいてくる。 これはテンダー・モメンツ、こころなごむことども、なつかしい思い出ということだろうか」
前回は、「満足の達人」と決めつけてしまったが、 早速に、想定外の展開。 「・・・しかも、いやなこと、嫌いなことがふえつつある。 そういうものを胸にしまっておくと、体によくないので、このへんで吐きだしておきたい。」 ときた。 不満は、溜めこまない。「不満の達人」でもあった。 なんにでも満足を見つけるではなく、いやなことはハッキリと線を引く。
まだまだ、「奥行き」の深さが見えない。
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最終更新日
2016年04月13日 13時23分19秒
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