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カテゴリ:読書と自分と
とても楽しく、読ませていただきました。 強く印象に残ったのは、以下2編。 「佐伯先生」と「ノスタルジーではあるが、海ならば、海の家で楽しむ」と。
面白味は、何らかの「現実」がすでにあって、 それを常盤さんがどう捌いたか、というプロセスが見え隠れするところ。
自分とはちがう目線からの見解、 自分には体験するはずもない戦後の出来事、 あったこともない人々の描写、 そういった舞台セットが不足なく、整理されて提示されるので、 肩をならべて感想しているような気持になりました。
山口瞳さん、結城昌治さんの人となりと作品紹介が織り込まれていて、つぎにはこちらも読んでみたく、でも、常盤新平さんの 『遠いアメリカ』にも魅かれるし。。。 などと、迷ってはいても、新刊書店では見つけにくい方々。 探索は継続しつつ、 すでに購入していた『舟を編む』(三浦しおんさん)を読み始めています。 また、平行して途中で読んでいたのは「火車」の宮部みゆきさん。
ここに名前のでている5人ともが、直木賞の受賞作家。 芥川賞には、ふしぎと縁がないのは、なぜでしょう。。。
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最終更新日
2016年05月01日 19時41分17秒
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