コクヨ キャンパス原稿用紙 B5縦書(20X20) 緑罫 50枚
さきほど、晩飯のアジの開きをながめつつ、ふと、思いついたことがある。
文学と言語学がこの世界には存在していて、それぞれに専門家とよばれる人がいる。
で、「船を編む」のマジメ君のように、新語の収集に情熱をそそぐ人もいる。
ちょっと見には、文学が応用分野、語学が基礎分野、で、辞書の作成は材料収集の実地調査(フィールドワーク)のように見えるのだが。。。。 あと、文学評論という評価解析担当もあるし。。。。
文学ばかりでなく、考古学でも、民俗学でも、建築学でも、
フィールドワークで確認される想定外の事項を呑みこむことで、
あたらしく、展開していく。
というふうに、大風呂敷をひろげたところで、
「文学的才能がない人の感想文」という、ノドにかかった骨について。
文学的才能がある人だけが、価値のある感想文を書けるという理屈については、なんか魅力を感じない。
文才のない人が書いた感想文が、フィールドワークの新事実のように、なにかの刺激を発振するかもしれない。
まぁ、とりあえず、書いてみないと、なにも起こらないので、宿題の感想文は、とりあえず1度目の下書きをすませて、できたものを伸ばしたり縮めたり、味に強弱を調整することで、読みごたえと奥行きがでてくるのではないかと。
自分の書き直し最多記録は、「原稿用紙5枚の感想文で、書き直し3回」です。国語科の教師であれば読んでいて当然の有名作品(一部が教科書に載っている)をえらび、あらすじには触れずに、自分の人間不信を嘆くという、高校生にありがちなものでした。題材は、太宰の『走れメロス』。
世の中の小説が、文学的才能のある人だけのために書かれているわけではない。
ベストセラーとなることだけを目標に計算づくで書かれている本もあるし。とやかく言われる覚悟がないなら、出版・公表しなければいい。
なので、本を読んだすべての人は、もし望むのであれば、感想文を書くことができる。読まずにとやかく言うのは、ダメだけど。。。
こんな小理屈で、多くのひとをナットクさせることはできないのだけれど、自分的にはQ.E.D.で "this completes the proof"じゃ。。。
読書感想文「舟を編む」 (1/2) 読書感想文「舟を編む」 (2/2)
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