サンタさん、このカキコを、キャザーさんに詳しい人にとどけてくれませんか。
外山滋比古さんの『思考の整理学』42ページで、こんなふうな紹介がされている。
「アメリカの女流作家 ウィラ・キャザーが、恋人に関して、こう書いている。
『ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう』と 」
なんか、へんな、ことば。
ひとりでは多すぎる、と言われても、人間を2分の1や5分の1に、切り分けることはできない。
とはいうものの、外山滋比古は雑誌「英語青年」の編集に12年もたずさわったという専門家。この訳文も、充分に検討されたものだと思われる。
この日本文を英文に戻すとしたら・・・、なんてことは、英語オンチの自分には、まず、かなわないこと。
自分にできるのは、日本語の範囲で、あれこれと、入替、組み換え、ひねくり回して、意味が見えるようにする努力。
こんな言い回しなら、納得がいくのだけれど。。。
『ひとりでも多すぎる。ひとりでもすべてを奪われてしまう。』
『恋人なんていらない。恋なんかして、自分を見失うなんて、まっぴら。』
そう、恋は盲目だからね。
どんなに自問自答していても、正解のでる問題ではないな。
原文に当らないうちは、なにも、すすまないはず。
で、ネットで原文をさがして1週間。
まったく、見つからず、自信喪失中。
この言葉についての記事はいくつもあるけれど、すべて『思考の整理学』が題材。(2次的・メタ)
さらに、出典が、小説作品なのか、エッセイなのかもわからない。
キャザーさんは、英文学・英語学のマニアックな出版社からは翻訳や対訳が出ているものの、一般の文庫本(新潮・集英社とか)には入っていないみたい。1950年代には、角川にはいってたみたいだけど。。。
だれか、原文の所載個所をご存知でしたら、教えてやってください。
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