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カテゴリ:読書と自分と
1月の13日から29日にかけて、常盤新平さんのエッセイ集を読む。
昨年読んだのが続編で、今回のが元編。 雑誌「ダ・カーポ」に連載されていたものをまとめたもので、同じながさのエッセイが50編くらい入っている。 2000年の前後に書かれたもので、「高校生の携帯電話」「足の形をごまかすためのソックス」など、当時の生活風俗を眺めたものもあって、自分なりに「当時」を思い起こす。 1月12日に図書館で借りて、2週間で読み切れず、延滞してしまった。 エッセイ集は、思ったほど、早くは読めない。 毎回毎回、いろんな角度からのモノノミカタが書かれているので、 1つ読むたびに、間をあけてリフレッシュして読まないと、変なことになる。 句集や歌集と、同じ傾向。(阿保美代さんのまんが短編集も同じ。) で、当初の目論見が外れてしまった。 昨年の「続」は、自前の本だったので、ところ構わずひっぱり出して、2週間ほどで読んだ。 体力が落ちたのかなぁ。 あ、違う。あちらの本には、他誌に載った長めのエッセイが何本か入っていた。 だから、インターバル(リフレッシュの間)が少なかったんだ。 自分が常盤さんの本を手にとったきっかけは、数年前に、「日経新聞」で5回ほどの連載エッセイで、腕前に感心していたから。「ご近所」「文房具」「小さな庭」「散歩」などのネタが盛り込まれていて、オシャレにまとまっていた記憶。なぜか、『金曜日の妻たちへ』の背景を思い出しながら読んだ。 たしか、5回のうちの1回分だけを読みそこなっている。2013年に死去されているので、きっと、最晩年のものだったのだろうなぁ。 没年は、WIKIペディアで調べた。 WIKIPEDIAを読んでみて、うすっぺらな感じがした。 たった2冊と4編のお付き合いなのだが、 「自分のほうが、詳しいぞ。」と。 著作リストのことではない。 ウィキペディアには、略歴は記載されているが、 生き方・嗜好までは触れていない。 常盤さんのエッセイは、 自分の生き方・嗜好をさらけ出すぞと、 覚悟を極めて、書かれている。 【中古】 おとなの流儀 /常盤新平(著者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月11日 19時10分35秒
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