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2019年06月17日
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カテゴリ:読書と自分と
昨年7月から読み始めて、先週に読了。
集中力のなさが、顕著になってきた。
そして、個人的に、ちょっと、ひっかかるところがありまして、、、

この本が、直木賞を受けた1986年には、まったく見過ごしていたのですが・・・

■ちょっとここで、作業方針を変更します。

受賞の年を確認しようと、検索をかけたのですが、あまりに自分とちがう受け止め方をしている紹介文に愕然。ちょっと、こっちを先に整理したほうが、よさそう。

​​​​戦後十年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。クリーネックス・ティシューや雑誌「ヴォーグ」、そしてハリウッド映画。そんな時代に、二十代半ばの青年重吉と演劇に没頭している椙枝は二人で愛をはぐくんでいた。一向に見えない自分たちの将来に悪戦苦闘しながらも愛と希望だけを頼りに生きる、​往時の若者たちが瑞々しく描かれる。​4編からなる第96回直木賞受賞作。1955​夢のアメリカに恋い焦がれた若者たちの青春群像小説。​​​​​

1)基本的に私小説に近く、主人公をとりまく人物の暮らし向きには触れられているが、日本人の平均的な生活水準にまでは、強く言及されてはいない。
2)クリーネックスやハンバーガーは、見たことのないもの。どんなものだか、わからないもの。興味の対象ではあるけれど、あこがれるにはほど遠い。
3)重吉は、アメリカの小説を読み耽り、「探偵小説や若手作家の本を翻訳したい。」という漠とした希望をもっている。椙枝の演劇よりも、重吉の「翻訳」が、重たく扱われているように思う。
4)1957年~58年ではないかな。
5)連作短編4編ともに、主人公は重吉であり、群像劇の印象はなかった。重吉の恋人、家族、仕事上の先輩、すべての人物が、重吉の観察と見聞で描かれており、重吉のいない場面はなかったはず。

ついでに、他の紹介文もみた。

世の中が、ずっと貧しかった頃。クリーネックス・ティシューもまだ日本に入ってきていなかった、そんな時代にひたすらアメリカに焦がれ続けた青年重吉と、演劇に熱中した娘椙枝。愛と希望だけが頼りの、そのふたりのひたむきな生、揺れ動く心の襞を、鮮やかに浮かびあがらせた、直木賞受賞の名品集。

・・主人公に、結婚に踏み切るだけの収入はないのだが、夢と貧しさを天秤にかける様子もない。出版が1986年、バブルに差しかかる時代柄、こんな紹介になったのだろうか。

​ピッツァもクリーネックスも知らなかった。​アメリカへの憧れ​と​、怠惰な日常のはざまでゆらめく30年代の青春。第1創作集!

・・また、「アメリカへの憧れ」。作者がアメリカ通で、何度も取材に行っているという先入観からだろうか。タイトルの心象だろうか。

​​​アメリカに託した青春の光と影を描く連作 集怠惰な青春の日々に心をとらえて離さないアメリカ,恋人との交際――ゆらめく青春の光と影を清新な筆致で描いて,青春小説に新しい感性を刻んだ著者の第一創作集​​​

・・あまり「光」はないのだけれど。やっとこ、雲の切れ間から光がさしかけてきたくらいなところ。
・・主人公は「海外小説の翻訳家」を志望していて、英国の本にも興味を持っている。主人公が渡米を希望しているわけでもない。探偵小説とアルカポネと某ハリウッド女優には、興味を惹かれているのだけれど、、、、。

直木賞の選評を探してみたい。

http://prizesworld.com/naoki/senpyo/senpyo96.htm






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最終更新日  2019年06月17日 04時13分36秒
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