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2019年06月20日
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カテゴリ:読書と自分と

いつもの感想文のつもりが、意外な展開。

直木賞の選評を探してみた。
http://prizesworld.com/naoki/senpyo/senpyo96.htm

常盤さんは、受賞とき、きっとしあわせだったろうなぁ。
審査員のなかで、高評価をつけられのたのは、池波正太郎、藤沢周平、山口瞳の3氏。
いづれも、常盤さんのエッセイのなかで、敬愛されている大先輩。
池波さんが泊まられたホテルの部屋には、怖れ多いと恐縮し、
『池波正太郎の東京・下町を歩く』などの著作もある。
藤沢さんの時代小説が読めることの幸せを語り、
『国立の先生山口瞳を読もう 』の著作もある。
あ、これらの内容は、受賞後のものなのだけど、、、。

さて、そろそろ手前ネタに戻ろう。

『遠いアメリカ』の主人公「重吉」は、1950年代の後半に、高田馬場ちかくの風呂なしの借家に住んでいる。
年齢は、20代の半ば。
常盤さんは、30年後の1986年に、私小説的なこの作品を書いている。

自分は、1988年から数年を、夏目坂の近くの風呂なしのアパートに住んでいた。
年齢は、やはり20代の半ば。
そして、この『遠いアメリカ』を2018年から2019年に読んでいる。


学生と社会人の間のハンパな時期だったことも共通で、
他人の物語をよんでいるという感じではなく、
自分のことを思い起こしてばかりで、読んだ。

つづく


関連記事
読書メモ『遠いアメリカ』(その1)
https://plaza.rakuten.co.jp/asa100/diary/201906170000/






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最終更新日  2019年06月20日 15時27分20秒
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