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カテゴリ:読書と自分と
2020年の秋から、2021年にかけて、 この2冊のアンソロジーを読みました。 『SF JACK』は12人の作家によるアンソロジー。2013年、SF作家クラブの50周年記念。とはいうものの、過去をふりむくことなく、現役の作家さんの描きおろし。 なじみのある作家さんの4作ご新規さんが8作。 とくに惚れ込むものもなく、話題の冲方丁さんの作には1980年代のマンガ同人誌の雰囲気を感じる。 夢枕さん、山田さんには、以前の作風からの変化を感じたが、 新井さんと堀さんは、昔ながらのかわらぬ雰囲気。 全体に、個性と感情を抑えているように思えました。 途中で小林泰三さんの訃報に接しました。 USED【送料無料】SF JACK [Tankobon Hardcover] 新井 素子; 上田 早夕里; 冲方 丁; 今野 敏; 堀 晃; 山田 正紀; 夢枕 獏; 吉川 良太郎; 山本 弘; 宮部 みゆき; 瀬名 秀明; 小林 泰三 and 日本SF作家クラブ 『2001』は、新世紀をむかえての記念出版。20年前ですね。 田中光二さんの『異星の人』の新作を読みたくて購入し、それだけ読んでツンでいた本。 JACKが引金で手に取った次第。 新井さん、田中さん、荒巻さん、神林さんは、多少は読みかじっていたものの、 当時も今も、あまりなじみのない作家さんが多数。 自分が偏ったSF読みであったことを痛感。 【中古】 2001 / 日本SF作家クラブ / 早川書房 [単行本]【宅配便出荷】 『2001』も『JACK』も、自分が親しんでいた1960~1980年代のSFとは印象が異なっていて、薄味な印象を受けました。 おそらく、理想にむけてがむしゃらに突き進むような登場人物が少ないからかもしれません。ジャックバウアーみたいなキャラがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月26日 01時02分16秒
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