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カテゴリ:読書と自分と
2021年の1月から9月にかけて、夢枕さんの短編集を3冊(「悪夢喰らい」「風太郎の絵」「歓喜月の孔雀舞」)を読みました。 かなり前から、部屋にはあったのだけど手に馴染まなかった本。 夢枕さんの本は、現在8冊があるのですが、今回のものも入れて既読6冊(今回の3冊と「神々の山嶺」全三巻)。 未読1冊。 読みかけに近いものが1冊(「呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集」)。昨年、この本を購入したのがきっかけで、未読の本をいくらか片付けて、勢いにのって読んでやろう、ということを考えていたのですが、、、。途中で気がついたのですが、この本の収録作品の大半は、今回読んだ3冊と重複していました。未読は2つしか残っていません。 自宅に本が残ってはいないのですが、「サイコダイバー」というシリーズの最初の3巻だけ、読んでいます。が、ほとんど記憶がなく、「肉なしの野菜多めのカレーが、疲労回復に役立つ」ということだけしか、思い出せません。 あと、漫画化された「KURODUKA」と「神々の山嶺」も既読。 Kyon2がでている映画「陰陽師」も、ちゃんと劇場で観ました。 「悪夢喰らい」「風太郎の絵」の2冊の中には、「小説コバルト」に掲載されていたものもあり、作家さんの若さが目につきました。20代半ばの作者が、高校生~新人サラリーマンに向けて書いているような。いささか、コメディ調も含んでいて。そうそう、80年代はこういう時代だったよね、と、親近感を感じました。 「歓喜月~」は、エログロに傾倒していた時期のものらしく、こってりすぎて。夏バテとも重なって、7~8月にはひと月以上の中断。なぜか90年代には、他の作家さんもこういったジャンルを書かれていたようで、就眠まえに数ページを読む自分には、鬼門の時代のように思われます。角川ホラー文庫とかも、この時期だったんじゃないかなぁ。 「キマイラ~」「陰陽師~」「空海~」「餓狼伝~」など、代表作に長編シリーズを挙げられることの多い夢枕さんの、ほんの一隅をかじっただけなのを自覚しているので、あまり書けることがありません。 ないなりに、「呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集」を読んだあとで、ちょっと書くと思います。 書評なり新刊案内なりで、長年、夢枕さんの情報に触れてきたので、「魍魎も、超能力者も、霊能力者も、武闘家もでてこない夢枕さんの作品は少ない。」という印象があります。『神々の山嶺』はそんななかで、特異な作品だと。 だからね、「山岳小説集」というタイトルに、「神々の山嶺スピンオフ」まで書かれると、思い込みを引き起こされていたんですよ。『呼ぶ山~』には、バケ者がでてこない作品集なのだと。 バケ者がでてくるよなお話(奇譚)がすきな自分なのに、なんで、出てこない夢枕作品をもとめているのか、、、、 読めばわかるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月08日 20時57分50秒
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